その日のメニューの中で、特におススメなお料理を詳しく紹介する「今日のスペシャリテ」のコーナー。
サンマー麺をお弁当にするうえで、あれこれと、ちょこちょこっと加えてみた工夫は、次のようなかんじです。
まずは麺の処理。
やや固めに茹で上げた麺は冷水で締めて、表面に軽く油をまぶしておきます。これを煮込むことで、調理後に時間が経っても、しっかりした歯ごたえを保つとともに、ほぐれやすくします。
具は、
調味料とスープを入れてさっと煮たら、取り出して冷まし、余計な熱が入るのを防ぎます。
これで、ランチ時にもシャキシャキもやしが楽しめます。
そして麺の煮込み。
具を取り除いた煮汁に、麺を加えて煮込み、煮汁には水溶き片栗粉で軽くとろみを。これで麺に煮汁がしっかりと絡むので、軽い煮込み時間でもしっかり味を乗せられるし、お弁当になっても汁が出ない。
さらに、麺をとろみのある煮汁がコーティングすることで、お弁当で食べるときにも一層ほどけやすくなります。
この工夫をアレンジすれば、たとえば葱叉焼撈麺や蟹肉伊府麺などの煮込みそばや、天津麺や五目そばなどのあんかけ系面も、焼きそばとは違ったアプローチで、持ち出しできそうですね。
それから、この生碼撈麺。
実は、中華パーティーで締めのお食事の定番です。
まったり会話ムードになったお食事の後半。
汁そばだと、出してもすぐ食べないと伸びちゃうし、焼きそばだと締めにはちょっと重い。会飯(具をのせたご飯、中華丼や叉焼飯など)は雰囲気ちがうし、とはいえ炒飯っていう気分でもないし・・・ってとき、
ぜひ撈麺を選択肢に加えてみてはいかがでしょう。
ちなみに夏場には、水で締めた麺に、冷たいたれをまぶして食べる冷たい撈麺もまた楽しかったりして。
学生のときは、インスタントラーメンを締めたものに、オイスターソースベースのたれと焼き豚、野菜を混ぜて、夏の昼下がりや夕方のご飯を研究室のキッチンで作ったものです。
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