2014/03/09

かますごのコンフィ

立春を過ぎるころになると、魚売り場には茹でたかますごが並ぶようになります。自宅で食べるのもよいですが、関西方面の立ち飲み屋などで、一合瓶の燗酒のアテにするのもまた早春らしい風情があってよいものです。

そのかますごを、コンフィ風に油で煮てみました。


レシピ
  1. 鍋にかますごと、ざく切りの玉ねぎとにんにくを少々。皮付きのまま厚めの輪切りにしたレモン(皮を食べても大丈夫なやつ)も入れます。ローリエやたかのつめを添えたら、ひたひたくらいの油を注ぎ、火にかける
  2. 加熱は油が煮立たない程度にやさしく、にんにくや玉ねぎの香りをやわらかく油に移しながら、10-15分ほど
  3. 仕上げにたっぷりのパセリも添える

油を使った調理のおかげで、独特の風味も、ちょっと口に残る骨の食感も、ほどよく和らいで、心地よいアクセントとして楽しめます。

地元では、キビナゴはこうなご(小女子)といって、もっと小さい幼魚が主流で、かますごの人気は今一つです。でも、コンフィにするなら、断然大きいかますご。

以前、スペイン料理のうなぎの稚魚を真似てこうなごを調理したことがあるのですが、それは残念な結果に。それが、身の味も食べ応えもしっかりしているかますごだと、油やにんにくの味としっかりバランスしてくれます。

季節もののお魚ですので、実作されるならお早めに。

2014/03/07

鍋焼き卵ごはん専用鍋を見つけた!

美味すぎて困る、鍋焼き卵ごはんは、普段は焦げ付き防止加工のしてある片手鍋や、小さめのフライパンを用いて作ってきましたが、深さがありすぎたり、底面がちょっと大きかったりで、帯になんとか、な状態が続いていました。

しかし先日、ついにその悩みを解決してくれる鍋に出会いました。感激☆☆


パール金属製の寄せ鍋用一人鍋。径は18cmと片手鍋サイズで、蒸気を回しやすい浅めの構造。しかも卵の状態を確認しやすいガラス蓋が付いており、焦げ付き防止加工をしてあるという、まさに鍋焼き卵ごはんのために生まれたとしか思えない仕様。

すばらしすぎて、食べる機会が再び急増中です。

難点は、持ち手が金属のため非常に熱くなることと、もう少し肉厚があれば、という点ですが、1000円を切る価格を考えれば無問題。ホームセンターの特売品コーナーで発見しました。楽天やamazonのリンク探そうとしたのですが、同様の商品がみつからなかったので、ビビっと来た方は店頭をあたってみてください。

2014/03/06

ムハラビーエ(mhalabieh)/ライスプディング/ストラッチ(sutlac)の素をつかってみた

先日の薔薇の風味な羽二重餅を実作したのは、このデザート、ライスプディングにたらしたローズウォーターがあったからです。アラブ語だとムハラビーエ(mhalabieh)、トルコ語だとストラッチ(sutlac)。トルコ産のインスタントを使ってみました。


パケの裏のトルコ語のレシピを、Google先生に英語に訳してもらった結果が以下の通り。


英語レシピ
  1. 750ml milk in a saucepan, pour. Stir complete on the sachet.
  2. Stir constantly and cook on medium heat.When it starts to boil on stove you continue to cook 5 minutes more, stirring.
  3. after removing them from the oven, let them cool for 1-2 minutes, stirring occasionally and serve cool Empty bowls.
トルコ語レシピ
  1. 750ml sutu bir tencereye bosaltin .uzerin posetin tamamini ilave edin.
  2. orta ateste surekli karistira pisirin.kaynamaya baslayinca ocagi kisin 5 dk daha karistirarak pisirmeye devam edin.
  3. ocaktan aldiktan sonra,arada karistirarak 1-2 dakika sogutun ve kaselere bosaltip soguk servis yapin.

で、クレームブリュレの容器に入れて焼いてみたり、パッケージみたいにピスタチオを砕いて散らしてみたり、ローズウォーターの香りを足してみたり。焼いたり、ナッツを振りかけたりすると、ずいぶんと味わいが豊かになって、立派に楽しめるデザートです。1パケ分を食べるころには、体に味が馴染んできました。いまではすっかり大好きで、米粉を買ってきて次回実作に備えています。


この素は成分をみると、デンプンはコーンスターチと米粉とアルファ米みたいのが入っていて、牛乳で溶くとつぶつぶが浮いてきます。家人(=たぶん普通の日本人の感覚)では、どうもごはん粒が入っているのが耐えられないとのことですが、3日食べれば慣れます。


多分、次からは米粉のみで粒感なしで作ろうと思いますが、それはそれでなんか寂しい気もします。でも粒粒なしでも、(薔薇とか)少しエキゾチックな香りやナッツの香ばしさを加えれば、ブランマンジェよりちょっと目先の変わった楽しいお菓子だし、ぜひ米粉消費拡大を目指している皆さんには、もっとムハラビエを食べていただきたいものです。

ちなみに、学生の頃、南米からの留学生の人がつくってくれたお米の牛乳煮(アロスコンレーチェ)には干しぶどうを入れてましたが、個人的感想としては、ドライフルーツ系はおかゆ状にお米の粒が残っている方が相性よいとおもいます。