2010/06/18

そらまめを堪能!

この数週間、本当にそらまめをよく食べました。とくに、ここ1-2週間は、ファーマーズマーケットに行く機会が多く、そこでそらまめがよく出ていたので、しこたま買い込んできていろんな食べ方を堪能しました。

そらまめたくさん
ちなみに、この山盛りのそらまめで900円ほど。

少しくらいのそらまめなら、個人的にベストの食べ方の直火焼きにするんだけれど、一度、大量のそらまめを、思う存分焼いてたべて、(ついでに)飲んだので、食べ方も浮気の方向に向かいました。

せっかくの機会なので、よりフレッシュさを楽しもうとつくってみたのは、生ターメイヤ。乾燥豆や冷凍豆を使う時より、パセリやスパイス(特にクミン)は少なめ。豆の香りを立たせてみようと思ったのだけれど…

◎生ターメイヤ

生ターメイヤ
  1. そらまめを鞘から出し、茹でる。
  2. 1の皮をむき(できれば芽も取る)、フードプロセッサーにかけて粗めのペースト状にする。そこにクミン、コリアンダー、塩、胡椒、みじん切りにしたパセリを加え軽く混ぜる
  3. 2にみじん切りの玉葱を入れてひと回ししたら、ボールに取って、全体を混ぜ合わせる
  4. 3を平べったい団子状に整形し、小麦粉をはたく
  5. 4をたっぷりめの油を敷いたフライパンで揚げ焼きにする

さて。

たしかに、このルセットだと、そらまめの粒の食感も残りフレッシュさも残るのだけれど、タネに水分が多い分崩れやすい。だから、揚げると崩れてくるし、たくさんの量をつくって、山盛りにして出すのには向かない。粉を加えて繋げば、揚げ団子として簡単に調理できるけど、それをとるかフレッシュ感をとるかはとても悩ましいところ。団子状でしっかりしたテクスチャも、それはそれで十分に美味しいだけに。

もう一品。

この数週間で、一番堪能したのは、たぶんこのそらまめのポタージュ。
ホント、何の工夫もなく、すぐにできるメニューだけれど、これとパンだけのメニューでも、3食くらい続いても十分に新鮮な感動を味わえます。旬のものって、ほんと素敵です。

◎そらまめのポタージュ
そらまめのポタージュ
  1. そらまめを茹でて、皮をむき(できれば芽も取る)、ほぼ同量の鶏のスープで3-5分煮る
  2. 1のそらまめを取り出し、適量のスープと一緒にミキサーにかける
  3. 2を鍋に戻し、好みの量の生クリームを加えて温め、塩、胡椒で味を調える

このほかにも、ここ最近は、クレソンとか、少しゴワゴワしてきたパセリとか、ホントいろいろのポタージュを堪能する日が続いています。そんな折、鹿児島のお知り合いから、たくさんの南瓜をいただきました。

この偶然に、普段は洋食メニューはあまり進んで食べない父親まで、早くかぼちゃのポタージュが食べたいと言い出す事態になってきている、今日このごろです。

今更ながら、今年の花見の件。

すっかり、ブログにあげるのを忘れてましたが、今年もレバニーズ系花見をしました。基本的には、レバニーズのメゼ+カバブ+メルゲーズっていう定番メニューだったのですが、今年はじめて投入したメニューや工夫もあったので、遅ればせながらご報告を。

今年の新メニュー。お座敷天ぷらチックな乗りで、揚げ物をやりました。

アクラ揚げ
まずは、これをアウトドアでやって、ビールをクイクイ飲るとうまいことは必定の、アクラです。普通のたらだけのルセット。100均で小さいフライパンを買ってきて、仕込んでおいたタネをポトリポトリと落として、揚げたてを食事のテーブルへ。

花見の日は、花は三分咲きくらいだったけれど、比較的気温が高かったので、これがバッチリ。サイコーにうまいビールが飲めました。

もちろん、目の前で揚げながら、味見と称して、真っ先に美味しいところをいただいていたのは、いうまでもありません。写真は、自分の手は油でギトギトだったので、お友達の提供です。

もう一品の揚げ物は、ターメイヤ。そら豆は冷凍を使用。冷凍だと乾燥豆に比べて、どうしてもグズグズになりがちなので、粉を混ぜこむようにしてるのですが、今回はアウトドアってことで、よりフレッシュ感を強調したいため、粉は少なめに。

その分、崩れやすくなるため、ディープフライではなく多めの油での揚げ焼き調理で対応です。
この辺は、フレッシュのそらまめについての次のエントリで詳述します。

もうひとつの工夫は、焼けた肉をテーブルに出す時、フブスを保温用に活用しました。
コフタ(今年は羊)も、

コフタ2010
メルゲーズも、

メルゲーズ2010
こうやって、開いたフブスの中に挟んでサーブしました。

春のアウトドアの食卓は、どうしても焼けたお肉はすぐに冷めがち。ほかのお肉でもそうだけれど、特に脂肪の融点が高い羊肉では、なおさら暖かい状態を保つ工夫が大切です。

そこで、このフブス使い。現地のレストランでもお馴染みな方法だけれど、やっぱり保温効果があるのは便利だし、どことなくエキゾチックな雰囲気も漂ってきそうで、夏場のカバブパーティーでもお約束にしたい気分です。