2008/09/25

とりあえずのアクラ(accras)

旅の間、クレオールレストランで、たぶん一番アントレに食べた回数が多そうなのが鱈のアクラ(accras de morue)。鱈(棒鱈?)と小麦粉の揚げ団子です。

アクラ
定番中の定番で、街角のスナック(軽食店または屋台)などではサンドイッチの具にもなってたし、ナプキンが布のレストランでは、突き出しみたいに、注文しなくても出てきました。

レストランによっては、アンティーユの盛り合わせ皿として、アクラとサラダ、それに豚の血のソーセージ・ブータンの一緒盛りが、メニューに並んでいます。

アンティーユ一緒盛り
味もみたまんま。小麦粉が入ってすこしむっちりしたテクスチャがするけど、まんまスパイシーな揚げ団子。ほかには、えびを使ったり、料理本には子羊の脳みそを使ったものもでてる。

これを応用すると、いちばんお手軽なのは、伊達巻きを作るときみたいに、はんぺんをすり潰して、粉と卵とスパイスまぜれば、極めてお手軽に出来そうだし、脳みそがありってことは、とうぜん白子入りもありよね。

熱帯では、干し鱈を使うみたいだけれど、日本ではこれから鱈が手に入れやすい季節。いろんな味わいの幅がありそうですね。

とりあえず、

料理本に出ていたアクラのレシピ(概要)
(4人前)


材料
  • 干し鱈 400g
  • 小麦粉 200g
  • ベーキングパウダー 1/2コーヒースプーン
  • 水 150ml
  • たまねぎ 1個
  • にんにく 2かけ
  • 万能ネギ(ほんとうはシブレット) 2本
  • 卵 2個
  • 唐辛子 1/2個
  • 揚げ油

作り方
  1. 干し鱈を12時間水につける。それを20-25分ゆで、細かくする
  2. ボールに小麦粉、ベーキングパウダー、たまねぎとにんにくと万能ネギ(みじん切り)、卵の黄身を加えて、さらに泡立てた白身を混ぜてパテ状にし、そこに細かくした鱈、唐辛子を混ぜる
  3. 170度の油で揚げる
鱈は、別に干し鱈や棒鱈を使わなくても、甘塩の鱈なんかを使えば代用できそうですね。年の瀬も押し詰まると、水煮した棒鱈が店先に並ぶこともあるし。ただ、戻す工程がないぶん、分量はこのレシピより多めになるかもしれませんね。

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