まだ、マルチニークで見学記を書いていない蔵もおおいのですが、次に訪れたグアドループ島で、先に書くべきことが二つあったので、そっちを優先して書くことにします・
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ひとつめ。
グアドループ島の(地図の上を北にして)蝶々の羽の右側(grande-terre)、ル・ムール(le moule)という町にダモワゾー(damoiseau)という蒸留所があります。この島の蔵の中では、割と名前が通っている方だとおもうし、実際蒸留所もわりと大きく、ラム自体も香りと味に、原材料のさとうきびの味とフレイバーが鮮烈に残っているような印象で、よいお酒だと思うのですが・・・
それは、日本でボトルを開けても分かる話。
蔵にいったら、それはもう楽しいできごとが待っていたのです。
まずは、樽に入ったラムを熟成させる酒蔵の壁!
そこには、それはそれは、いろんな楽しい絵が描かれています。
中でも、一番に目を引くのはこれでしょう。
「私のラムを飲む」として、いろんなシチュエーションの絵が描かれているのですが、その絵柄も、状況の設定もなかなかにエスプリがきいています。
部分を拡大すると、こんなのや、
こんなのが。
さらに、この絵はバスタオルやTシャツとしてグッズにもなっています。
ほかには、島に流れ着いたラムの瓶や、
だまし絵チックな木製の窓、
ラムを製造の風景など、いろいろと。
少し黒くなっているのは、どの蒸留所(ラムに限らずコニャックやアルマニャックでも)の酒蔵にも着くカビみたいなもの。フランス語では「シャンピニョン」で通ってしまうのですが。
ところで、冒頭に写真をおいた、樽を運ぶ人を描いたこの蔵のマークも、かなりかわいくありませんか?これも、Tシャツなどいくつかのグッズになっています。
そのなかで、個人的に一番はこのボトル。
瓶に描かれたマークのうち、樽の部分が透明になっていて、そこをのぞき見ると、中のラム(ブラン)がレンズの役割を果たし、瓶の反対側に描かれた船の絵が大きく浮かび上がる仕掛けになっています。
今回、いろんな蔵を訪ね、いろんなボトルをみてきましたが、これは断トツにおもしろい。で、味も不思議な甘さを感じさせる優しい味で、魅力はさらに高まります。
もうひとつ、なかなかの出来だったのがこのかご(パニエ)。
観光地や土産物店で、藁のような繊維を編み込んだ帽子や細工ものをよくみたので、たぶんこのかごは地元の名産品?それに、皮のようなもの(素材は未確認)で、例のマークがついています。
観光客向けに、ガイドや案内の表示がしっかり整っている蔵はいくつかありますが、売店での楽しさは、ぶっちぎりにここです。
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2 件のコメント:
壁絵もグッズも素敵だわー。
一枚目のいいね。マークのラフって感じで。
そして透明レンズボトルすごい。見てみたい。
もちろん、購入されたんでしょうね!?
かごもほしーー。
naohさん>
ええ、船のボトルは購入しましたとも。でも、いれものもいいけど、味もいいっすよ、これ。
壁絵も、ラムの製造過程のやつも、実際に蔵を見学してからみるとなかなかおもしろい。
パニエは、ビーチに出かける人なんかには、かなり便利かも。
みんなでお取り寄せでもします?
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