2014/11/19

プエルトリコ風のソフリト-Puerto Rrican Sofrito

以前から、ソフリトの代わりにイタリア風のソフリットを使用していましたが、先日の香菜大量入手に伴い、ついにプエルトリカンソフリトを実作するに至りました。



それで、お約束のプエルトリコ風豆ごはん(アロス・コン・アビチュエラ)を煮てみました。

これが、まあ美味しい。フランス料理でいうところのミルポワ的な、香味野菜炒めなソフリットとはまったく別物。香りもよくって、味もシャッキリと通る。かの地風の料理ならこれに限ります。

アイスキューブの容器で冷凍してあるので、季節の里芋を揚げて、潰して、このソフリトを使ったソースをかけて、もう一つの悲願なプエルトリカン料理、サトイモフォンゴも実現してみたいものです。
プエルトリコ風のソフリト


  • 玉ねぎ 1/2-1個
  • にんにく 2かけ
  • 青ピーマン 1個
  • 赤パプリカ 1/4-1/2個
  • 香菜 1束
  • 粉パプリカ 適量
  • 水 カップ1程度
  1. 材料の野菜をざく切りにする
  2. 1の材料をフードプロセッサーでざっくり回し、水を加えて好みの細かさになるまで、さらに回す
  3. 2を煮込み料理やソースなどに加えて、出汁のように味のベースにする
  4. または、アイスキューブの容器などを用いて冷凍し、必要な分だけ調理時に使用する


材料の分量は、いろいろな紀行系テレビ番組や、ネットでの情報を参考に、あり合わせの材料で実作したものですが、これで丁度良い加減になりました。できあがりは、少し大ぶりなアイスキューブ10個分程度になりました。

玉ねぎ、赤パプリカの分量は大きさによって加減してください。少ない方の分量(玉ねぎ1/2、パプリカ1/4個)で、大きめのものを用いた場合の目安です。オイルは調理時に入れ、粉パプリカも補います。

さしあたりサトイモフォンゴを食べてみたいものの、やっぱりカリブ海な味のソフリト。来年の夏にはガンガンにつくって、カレーやクレオールや、ケイジャンチックなお料理にも、幅広く活用してみたいものです。

2014/11/09

レバノン風スパイシーポテト-Batata Harra

最近、地元ファーマーズマーケットで大量の香菜(コリアンダーの葉、パクチー)を入手する機会がありました。まずは薬味やサラダで楽しんでいるのですが、せっかくなので新規お料理にもチャレンジしなきゃ、と思っているところ。

それは、プエルトリコ風のソフリトと、このバタータハーラです。


アラブ語でbatataはポテト(じゃがいも、ポテトサラダはサラタバタータ)、harraは辛い。チリとにんにくと、香菜の風味を効かせたフレンチフライポテトです。英語だとspicy potatoという料理名だそう。検索するとwikiにもでてきます

スパイス・ハーブの効いたポテトといえば、あのトスカーナ風が真っ先に頭に浮かぶところですが、それに負けず劣らず楽しめる一品です。

レバノン風スパイシーポテト-Batata Harra
  • じゃがいも 3-4個
  • 塩、粉状の唐辛子 適量
  • にんにく 1かけまたはパウダー適量
  • 香菜 1/2-1束
  • レモン 1/4-1/2個
  • エキストラバージンオリーブ油 お好みで
  • 揚げ油

  1. じゃがいもを2cmくらいの角切りまたは同程度の大きさに切り、水にさらし、水分を切る。
  2. 1をこんがりと揚げる
  3. 2に塩、にんにく、唐辛子の順で振りかける
  4. 3にみじん切りにした香菜半量をざっと和え、残り半量は盛り付け後に振りかける
  5. くし形に切ったレモンを添え、食べる直前にレモン汁と、オリーブ油を振りかける

実は、ずっと以前からレバノンレシピサイトのレシピをみて何度か実作したものの、うまく行かなかったのですが、調理の手順を見直して(整理しなおして)みたら、ようやくおいしく食べられる加減が見つかりました。

ポイントその1
もちろん、熱々で食べるのがおいしいのですが、香菜はしっかり和えるとクタクタになってしまうので、フレッシュな葉も残るように半量しか和えない。要は、唐辛子とにんにく風味のポテトを作っておいて、薬味として香菜を添えるようにする。

ポイントその2
レモンジュースやオリーブ油は、食べる直前にテーブルもしくは銘々のお皿でかける。そうすれば、芋の食感が程よく、酸味やオリーブ油の香りも鮮烈に残ります。

今回、唐辛子は(海外レシピではカイエンヌで出てきますが)一味と韓国を半々で、にんにくはパウダーを使用しました。

たぶん、ファストフードのフレイバード系ポテトにも、香菜を合わせれば、相性はバッチリな筈。世の香菜(パクチー)愛好家の皆さんにおかれましては、早速実作、実食することをオススメします。

そういえば、先日ご紹介したレバノン風にんにくペーストをマヨネーズと合わせると、ステキなベルギー風フリッツな食べ方ができそう。このポテト2品に、トスカーナ風が加われば、それで大満足な宴会が成立しそうです。