2008/09/14

Rhum::ディロン編

マルチニークについて、最初に訪ねた蒸留所が、ディロン(dillon)です。

ディロンの社長さん
蒸留所っていっているけど、現在はここ蒸留をしておらず、フランスでいうところのネゴシアン的に、熟成・瓶詰をする会社です。

瓶詰め工程
蒸留は、マルチニークの北、カリブ海側のサン・ピエールという街にあるデパスという醸造所で行っています。社長はデパズと同じ方です。サン・ジェームス(saint james)も関連会社だそう。

さて、このデパズ。最初に訪ねた訳は、首都のフォールドフランスにあるから。市内中心部から、シャトーブフ方面行きのバスに乗って15~20分ほど(渋滞がひどい)。カルフール前のバス停で下車です。

でも、セドマージュ!、訪ねたならば諸般の事情で、見学は休止中。でも。ちょこっとお願いして、今は倉庫的な使われ方をしている場所をみせてもらいました。

そこには、かつてここで蒸留していた時に使われていた時に使われていた機械が、そのまま残して、展示してあります。

ムーラン
まず見ておどろいたのは、その大きさ。さとうきびを絞る道具(ムーラン)も、

カラム
蒸留器(カラム)も、マリーガラントの蔵のものの2,3倍はあるでしょうか。さとうきびをすりつぶす部分を動かす原動力を生む大きな歯車の直径は4-5mはありそうです。

カラムの高さも、大きな倉庫のかなり上まで、まさに「聳える」という表現が適切なほど。がつんとした存在感があって、そう、ルパン三世の特別編アニメで出てきがちな、マッドサイテンティストの秘密基地のような迫力を感じてしまいます。

さて、こんな施設の概要をざっくりと聞かせてもらった後、蔵を後にしようとすると、おもむろにに四輪駆動車から降りてきたおじさんから、挨拶されました。一番最初の写真の人です。

こちらも、挨拶を返し「僕は日本から来た。今日は見学ができなくて残念だ」とか話していると、このおじさん「I am president」と。え、社長?

結局、最初の見学だったからそんなにたいした話もできず、時間もなくてさくっておわっちゃったんだけど、なんかこれからの見学ツアーの広がりが感じられて、妙にるんるんしながらホテルに帰ることができました。

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