2010/08/19

河内晩柑でトロピカル+エキゾチックサラダ

そういえば、初夏に愛媛に出かける用事がありました。すくいちりめん(一番のヒット!)をはじめ、いろんな現地の産物を買ってきたのですが、松山市駅前の地下街にある愛南町アンテナショップでは愛南ゴールドの愛称で売られていた河内晩柑も、たくさん発送しました。

ザボンの仲間で、和製グレープフルーツともいわれるこの果物。みずみずしさが強く、甘みが強く前に出すぎないところがお気に入りで、普段は果物をそれほど食べない自分も美味しく楽しめました。

ところで、グレープフルーツのお料理といえば、去年の今頃、「カリブ飯をつくって食べる会」で作ったアンティーユ風のえびのエキゾチックサラダ。それに、この河内晩柑はぴったりだろう、ってことで、久しぶりに再現してみることに。

エキゾチックサラダ
ただし、今回は本のレシピを自分なりにアレンジして、エキゾよりトロピカル感を強めで。

◎えびのトロピカル+エキゾチックサラダ

  • えび10匹
  • 河内晩柑1個
  • アボカド1個
  • フルーツトマト2個
  • とうもろこし適量(缶詰なら小1缶)
  • パセリみじん切り大さじ1
  • マヨネーズ
  • はちみつ
  • レモン汁

  1. えびは背わたをとり、しっかり洗ったり、水にさらしたり臭みを取る。それを塩、白ワイン、重曹で下味をつけて30分から1時間おき、茹でる。背中から包丁を入れて、半分に切る
  2. 河内晩柑は皮を剥き、一房を半分くらいに切る。アボカドは、それより少し小さめの一口大。フルーツトマトは種をとり、アボカドと同じくらいの大きさに切り、水分を取る。赤たまねぎは粗めのみじん切り、とうもろこしは茹でて粒をばらしておく
  3. マヨネーズに好みの甘みではちみつを加える
  4. 1、2の材料にレモン汁をさっとまぶした後、余分な汁をペーパータオルで切る。それを3のマヨネーズで和える。パセリは和えても、上からかけても可

昨夏とちがう点は、マヨネーズにカレー粉ではなく、はちみつを加えたところ。甘い味だけでなく、見た目にも蜜のような艶と、とろり感が出てきます。それが河内晩柑のみずみずしさや、プリプリ処理+下味をつけたエビを包み込み、素材の味までにワンクッション置く感じは、より自分好み。

その包まれ感を生かすためには、レモン汁をまぶした後の水切りをしっかりしておくことも重要です。

それにしても、はちみつを混ぜたマヨネーズ。どっかでみたことある雰囲気だとおもったら、これって台湾マヨネーズのグリス感なのでは?なので、合わせマヨネーズを使わなくても、あれば、台湾マヨネーズをストレートで使うというのもありだとおもいます。

そういえば、えびのプリプリ感もQQ

2010/08/17

あのプラムチリを・・・

その昔、グリコだったと思うのですが、スパークショックという炭酸飲料がありました。果物とスパイス系の味を取り合わせた飲み物。ググっても、まったく情報が上がってこないのですが(同じまずジューでもスイカソーダとか維力の情報はいっぱいあるのに)、当時の子供には凄すぎたシトラスジンジャー味とか、今のカフェとかにいけば普通の飲み物なんぢゃん?

ってことで、振り返ってみるに、その当時、自分の中で一番インパクトのあったフレイバーがプラムチリ味。色は真っ赤、味は相当ピリピリ。

プラムチリのソーダ割
でも、今の自分なら、その味は全然受容できそう。というより、むしろ積極的に飲んでみたいし、ウオッカと合わせてガンガンに酔っぱらうのもステキかも。そもそも、この味。カフェ系といえば、モナンシロップのスパイシーフレイバーと全然かぶるし、実際にいつもの飲み屋で、このシロップを発見したときに、ウオッカとグレナディン入れて、スパークショックの再現実験をしたことがあるほとだし(そのときに、スパイシーシロップとツイカを合わせたらエクストラ・リアル・スパークショックだって、本気で興奮した覚えがある)。

そんなこんなで今年の初夏、例によってファーマースマーケットに行った時、小さなスモモが売られているのを見つけました。それをいろんなパターンに煮て、そのまま食べたり、ヨーグルト(0/低脂肪を水切りしたものとの相性が抜群!)と合わせたりと過ごしていた時に、ふとスパークショックの記憶がよみがえり、やってしまいました。

プラムのチリ煮
◎スモモのチリ煮
  1. 皮の赤いスモモを水、砂糖、レモン汁、唐辛子適量を加えて煮る。煮汁の水は、シロップ使いもしたいのでやや多めに
  2. 十分に赤い色が出て、スモモが柔らかくなったら冷まして、ソーダで割ったり、ヨーグルトにかけたりお好みで

このレシピの場合、レモン汁は酸でスモモの皮の色をより赤く発色させることが目的です。

唐辛子は、いろんな産地、種類のものを試したけれど、辛さの出方はいろいろなので、味見しながら試してもらえればと思います。が、このレシピを試してみようという方は、ウイルキンソンの辛口ジンジャーエールでも物足りなくて、劇辛ジンジャーエールを自作してみたり、このエントリのついでに自家製ペルツオフカも気になってしまったりする、ハードな生き様の方だと察しますので、バンバンに辛くして、刺激的な人生を楽しんでください。

なお、先日、生の韓国種唐辛子が売っているのを発見したので、今年もまたまた、自家製ペルツオフカ第一弾をつけてみました。これはストリチナヤで。

食べる辣油で担々麺

先日、初めて食べる辣油というものを試しました。

学生時代、中華レストランでバイトしていたとき、ご飯にXO醤をかけて食べるのはとても大好きだったのです。バイト先のXO醤はとてもよい材料が使われていて美味しく、あるいみ贅沢な食事ではありますが、その食事をとらなきゃいけないのは大抵、あまり勤労意欲が高くない中国人アルバイトが、仕事をさておいて、とっととまかないを食い尽くした後という状況。

今の辣油ブームの方向性は、そんな思い出がよみがえるし、調味料づかいなら、本気のXO醤の方がうまいに決まっているので、これまでお店で手にすることはなかったのですが、最近、地元メイカーが発売しているものを家族が買ってきました。

それで、いろんな食べ方を試してみて、はっきりいって、やっぱまともなXO醤油か辣油で十分じゃんとかって思っていた矢先、ふと、この流行の調味料の実力を最大限に発揮できそうな食べ方を思いつきました。

ここにスープを注いで担々麺
それが、担々麺。それもインスタントな作り方で。この醤(=辣油)とレバノン料理の必須調味料タヒニをスープで溶き、長ねぎとザーサイのみじん切りを加えれば、プレーンだけど最高に美味い担々麺ができるはずです。

ググると、すでに同じことを考えていた人はいらっしゃったみたいですが、それでも自分で実践してみて、自分の考えは間違っていないことが確かめられたし、辣油を使うなりのポイントにも気づいたので、やっぱりブログのネタにすることにします。

◎食べる辣油で担々麺
  1. どんぶりに、タヒニ(練りごまで代用可)大さじ2、食べる辣油大さじ1、長ネギのみじん切り大さじ3-4、ザーサイのみじん切り大さじ2-3を入れ、そこに(塩味をつけた)熱々のスープを注ぐ。
  2. 中華麺を茹で、1のスープの中に入れる
  3. 麺の上に、大さじ1の辣油を乗せ(盛りつけ用にザーサイや長ネギを残しておいてのせても可)

そのポイントは、辣油の半量をスープの味出し、半量を麺にからめて油と素材の味をストレートに楽しむこと。辣油の材料で使っている乾物+甲殻系のザラザラ感が感じられることも、ごまや油のトロリ系テクスチャとの対比があって、より個性的な味を演出する名脇役として働いてくれます。