ラム蔵では、あのグッズ最強・ダモアゾー(damoiseau)がまだでした。
この蔵、壁の絵もおもしろいのですが、見学者用のパネルもなかなかにカラフルです。それも、何枚も続いていて
- 蒸留課程の説明
- ヨーロッパのラム市場
- 蔵のある島の地勢・風土の紹介
- 17世紀ごろの砂糖製造の紹介
- 蔵の沿革
- 人力・動物→水車→風車と動力が変遷してきた砂糖きび絞りのムーランの歴史
肝心の蒸留所は、現在整備中で、そこいら辺にいる人にいろいろ訪ねても、どうやら事務系の方なのか、蒸留のことはよく分からなそうなので、パネルを頼りに見学します。
さて、そのパネルと読んでみると、さとうきびのジュースのほかに、発酵槽にはシロップのところから出ている矢印も(線の上には濃縮ジュースの文字も)。
そして発酵槽で24-36時間の発酵を経て、できあがるアルコールが6-8%。
それを蒸留して70%のラムとなり、50-55%に加水してできあがり、とのこと。
実際に設備をみていくと、ここもまたカラフル。
黄色、緑、赤、青と原色がぺたぺたと。ただ、実際の発酵槽(cuve)や、カラムなどは、ステンレス製の銀色が際だち、しかもピカピカ。規模自体も、なかなかの大きさです。
現場にいたのは、ほかに中年くらいのフランス人観光客数人だけ。静かな蔵の中をふらふら歩いていると、ちょっと気になるものがいくつか。
設備が整備中のため、蒸留器(カラム)など、さまざまな機器の内部や、パーツが並んで置かれていたこと。
こうした、カラムの中の蒸気が抜けていく部分は、トロワ・リビエールで見た銅製のものとはまた違った様子で興味深いし、
この円盤状のパーツも、なんだかよくわからないけれど、気になる。
この“ぐるぐる”があるものは、普通に考えると気体を冷却して液体にするための装置ですか?
蒸留についてのこまかいことについては、あまり知りたいことが分からず消化不良気味だったのだけれど、工場見学的には、なかなかに楽しめた蔵でした。
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