ちょうど、今月の料理雑誌2冊が揃ってビストロ特集ですが、その1冊にシュークルートのレシピがでています。もう学生のころから、シュークルートを煮るようになって10年以上たちますが、最近はずいぶんシュークルートのレシピにもお手軽に接することができるようになったものです。
昔は、旅行のときお総菜屋さんで食べたやつに入ってたジュニパーベリーが、なんなのかもわかんなかったのに…
さて、そのレストランのレシピでは豚肉の塩漬けとか、手づくりソーセージとか、ずいぶん手が込んでいますが、家でつくるときは、当然そんなことはできません。
厚めに切ったベーコンと、そこそこ高いソーセージを、シュークルートと一緒に鍋にぶっこんで煮るだけ。とても簡単です。
ソーセージはややちゃんとしたものを、それも茶色くないものを使うようにしています。というのも、普通のウインナは燻製液の匂いがして、それが料理全体に回るのが苦手だから。ベーコンも切り落としを使うときは、軽く茹でて燻製液の香りを抜くようにしています。
ほんと楽ちん。同じ冬の定番煮込みのポトフと比べても、ぜんぜん手間いらず。で、なんかホッとするような地味な味わいがあって、ホカホカ・さっぱりと食が進むので、オススメです。
◎レシピ
シュークルート(ザワークラウト)1瓶の場合
- シュークルートをさっと湯通しして、水気を軽く切る
- 玉ねぎ小1個を薄切りにし、バターでさっと炒める
- 固まりのベーコンは厚さ1cmくらいのぶつ切りにする。ソーセージも半分くらいに切る(じっくり煮込む場合、これをしないと破裂する)
- 2に3のベーコン、1のシュークルートを加え、シュークルートに入っていた瓶または5缶1.5-2杯分の水、白ワイン(アルザスまたはドイツものがベター)を加え、固形ブイヨンと一緒に煮込む。乾燥ジュニパーベリーを15粒くらい加える
- 煮込むのが好きな場合はソーセージ、じゃがいもも加えて煮込む
- シュークルートが好みの柔らかさになり、ベーコンも柔らかくホロホロになったら煮上がり
- (煮込むのがあまり好きではない場合は)ソーセージを加えてさっと煮含める
- じゃがいも、肉類、シュークルートをたっぷりいろどりよく盛りつける
もっと、酸っぱーい味強め。
まず、余計な甘みがでるたまねぎは入れない。瓶の中の汁ごとシュークルートを鍋に入れて、白ワインもかなりたっぷり目にして煮込んでます。塩味もほとんどつけず。で、汁もゴクゴクすする。
シュークルートは、フランス製、ドイツ製、ポーランド製といろいろ使ってみたけれど、個人的には、比較的よく売っているドイツ製のやつがいちばん好み。
じゃがいもは、じっくり煮込んで煮崩れたホクホク感が苦手なので、下ゆでしたじゃがいもを、別鍋で煮汁でさっと煮含めるだけ。
固形ブイヨンは、お手軽だからよく使うのだけれど、こんな洋食に、いわゆる「コンソメ」を使うのはちょっと苦手。っていうのも、あれって原材料に乾燥しょうゆはいっているでしょ。その風味が、すべてをぶち壊しちゃうようで。
あと、ジュニパーベリーはやっぱりほしい。ない場合。代わりにジンを入れたら、どうなるんでしょ?
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