2008/12/08

ガッツリおでん

何年か前まで、地元の駅のすぐ近くにあった飲み屋さんのおでんが大好きでした。

キモはそのスープのお味。牛すじからでた、すこし獣くさい味とフレイバーが濃厚で、そこにいろんな具材の味がしっかりと溶け込んでいる。北陸らしく、丸のままのバイ貝も入っていて、牛すじのコラーゲンのむっちり感に、さらに貝のぬめり感が加わった汁もまた、すてがたいうまさです。

そのスープ。閉店間際になると、翌日も使うため漉している光景もみかけました。長い間ずっと継ぎ足し、できあがった味の深みなのでしょう。鶏ガラ系ともまた違う、パワフルさが印象的でした。

もう、お店がなくなって久しいのですが、スーパーの店頭で、おでん用の串刺しの貝をみつけたら、その味が懐かしくなって、肉と海鮮、とくに貝の味がとても支配的なおでんをこしらえてみました。

ガッツリおでん
具材は、牛すじにたこ、つぶ貝、はまぐり、しゅうまい。ほんとうは、ロールキャベツもあったらよかったのだけど。

野菜はだいこんのみ。そのかわり、鍋の底にぎっちり敷き詰めます。
練り物も、ごぼ天のみ。スープは鳥ガラスープ強めで。

煮込みの時の味出し材料は、牛すじとごぼ天。たことつぶ貝も少量だけ入れておきます。
それを、やわらかく、クツクツと煮込み、一晩休ませます。そして、食べる前に、残りの貝類やたこ、シュウマイなどを加え、味を含ませてできあがり。

和風だしで、練り物+だいこん+こんにゃく系なおでんは日本酒だとおもうけど、これはビールをジョッキのような大きなグラスになみなみと注いで、ゴキュっと飲み干しながらいただきたいものです。

それこそ、ガッツリね♪

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