◎レシピ(人参12本程度で)
- 皮を剥いた新にんじんを鍋に並べ、オリーブ油(大さじ2ほど)を絡ませつつ、表裏を軽く炒める。焼き色は付けない
- 塩と砂糖(きび砂糖)少々を振り、チキンブイヨン少々を加え15分ほど蒸し煮にする。
- にんじんが柔らかくなったら、さらに砂糖を大さじ2ほど加え、ビネガー(今回は砂糖きびビネガー)大さじ1を加え、水気が少なくなるまでコトコト煮る
- 人参を取り出した鍋に、さらにビネガー3-50ccと砂糖適量を入れ、カラメル化手前くらいまで煮詰める
- 皿に盛った人参に4のソースをかけ、香草(パセリやセルフィーユ)のみじん切りを振りかける
オリジナルは、春野菜2の回でフレデリック・アントン氏が紹介していた、パンデピスをほぐし煮たものにカラメルを合わせたソースをかけたもの。
でも、思い立っても材料入手も難しそうだし面倒くさいので、カリブの島のムードが満点の砂糖きびの香りが立った味わいを意識してみました。正解。
あと、オリジナルのレシピでは、蒸し煮の時にバターを加えているけど、今回はそれは割愛。
ていうか、ここまで2品の人参料理を作ってみて、オリーブ油って、バターなんか目じゃないくらい人参に合うってことを、再認識させられました。
油を料理に使うことの、味わいの面での最大のメリットは、サラダパン再現の回で書いたように、油の味で素材のアクをマスキングして、よい味を強調することだとおもうのですが、オリーブ油で料理すると、人参の青臭さが本当に消える!
たぶん、子どもたちが人参を嫌いな主要な理由は、あの臭いにあるとおもうんだけれど、オリーブ油調理だと、その臭いがすっきり消えて、新にんじんの柔らかい甘さだけが現れます。流石に、フランス人のレシピ通りじゃ油多すぎに思えるので、やや控えめにしてみても、です。
このお料理と、次に挑戦予定のオレンジ風の二品を、機会をみて人参嫌いな子どもにぶつけてみたいものです。
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