でも、安いお店の店頭に残っていたのは2本だけ。
この限られたチャンス。せっかくだから定番以外に挑戦してみようということで、いつものマハシーとは気分を変えて、ヨーグルト味で煮込んでみました。
レバノン料理の本を読んでいると、クッベ(kebbe,kibbe,kibbi)をヨーグルトで煮込んであるレシピはよく出ているし、どっかの食堂で朝ご飯に食べたファッタっていう料理は(作り方はこんな感じ=リンクはyoutube動画)にも、たっぷり温かいヨーグルトがかかっていました。ヨーグルト煮は、よくありそうな味です。
ヨーグルト味のクサマハシー(クサ=ズッキーニのこと)も、手持ちの料理本の中でもお気に入りな「le vrai gout du liban」に出ていて、ずっと気になっていた一品。
ヨーグルト色の煮汁の中に、少し薄めの緑色のズッキーニが見えている景色に、どうにもチャーミングな味わいを想像させられて、一度つくってみたいと思っていたのです。
◎レシピ
- ズッキーニをマハシ用に準備する(中の果肉をくりぬいて、米、挽肉、玉ねぎ、パセリ、スパイス、塩、レモン汁、オリーブ油を混ぜたものを詰める)
- 1をブイヨンで30分煮る(レモン汁は加えない)
- 2にヨーグルトをたっぷり加え、さらに15分煮る
- 煮上がったらミント(今回はドライを使用)、オリーブ油をかけ、しばらく休ませる
ヨーグルトは、相当たくさん。ヨーグルトをブイヨンで伸ばす、って感覚でつくれば大丈夫だと思います。
初めてつくったけど、失敗なく美味しくできました。ハードなミント好きなため、できたてで思い切りミントの香りが立ち、ヨーグルトやオリーブ油も渾然一体となった香りが、最高にいい気分です。
当然、ちべたくなっても美味しいのはトマト味と同じ。見かけも、夏は涼しげで、冬には雪の中の下萌を感じさせる暖かさもあり、味わいだけでなく、食卓の彩りの面でも、一年中楽しめそうなお料理です。
0 件のコメント:
コメントを投稿