で、今年もその燗酒な季節が巡っきたのですが、気まぐれに酒盗にオリーブ油をまぶしたものをパンにまぶして無理矢理ワインのあてにしていたら、突然気持ちが冷蔵庫の中のルッコラに吹っ飛んでいきました。
そして、つくってみたのがこれ。
要はバーニャカウダのアンチョビを酒盗に変えたありがちなソースを、たっぷりのレモン汁と一緒にドレッシングとして、サラダにしただけ。
そりゃあルッコラは、日本ではイタリア語由来の呼称がいちばんよく知られているのだから、このドレッシングとの相性はいわずもがな、だろうとはおもう。
でも、ググってよくでてくるキャベツとの取り合わせに比べれば、ルッコラの苦みと、加熱されて出た鰹の香り、それとレモンの酸味が、いずれも直球でキュンキュンと錯綜して、これはなかなかの「出会いもの」をみつけちゃったんじゃないかと、喜んでいます。
◎レシピ
- ルッコラを食べやすい大きさに切り、十分に水切り
- 小降りな耐熱のガラス容器に、酒盗、オリーブ油、ガーリックパウダー、粉唐辛子(韓国・粗挽き)、好みのハーブ(今回はお手軽にエルブドプロバンス)を入れ、電子レンジで30秒チン。
- ボールにとった1に、できたての2をさっと和え、すぐにたっぷりめのレモン汁も加える
そりゃあ、ちゃんとフィレのアンチョビつかって、牛乳で煮たホコホコなにんにくといっしょに、きちんとソースをつくれば、もっとおいしいかもしれません。
でも、バーニャカウダの眼目は、油と魚のもつテクスチャとフレイバーで生野菜のえぐみやガサガサ(加熱した根菜などの場合はパサパサ)感をマスキングして、野菜の甘さと香りを引き出すことが本当のところだと思うから、ソースは少しくらい適当でもオッケイというのが、自分としては「手の抜きどころ」です。
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