2009/05/24

ラムとセロリのXO醤炒め

ホンモスつくる時に余分に茹でたひよこ豆やら冷凍ものが増えたので、例によって冷凍庫の中のクリーンナップ活動をしていると、一体あんたいつからここに居たの???、って感じのラム肉が出てきました。ジンギスカン用のもも肉厚めスライスです。

ずいぶん時間が経過してそうなので、今回は中華の方法で下味付けて「再生」させることに。同じく、サラダにし損ねたセロリもたっぷりあったので、一緒にXO醤炒めにすることにしました。

ラムとセロリのXO醤炒め
◎レシピ
  1. ラム肉300g(1cmくらいの厚さのスライス肉)に、醤油、紹興酒(日本酒でも可)、砂糖、重曹で下味を付け、油と片栗粉少々をまぶしておく
  2. セロリ2本の筋を取って、やや食べ応えのある大きさの斜め切りにする
  3. 2、1の順で、さっと湯通しする(油通しの代用)
  4. 鍋を熱し、油を入れ、にんにく、生姜、葱のみじん切りと、薄切りの人参を加えて香りを立てる。そこに3の肉、セロリを加える
  5. 醤油、紹興酒各大さじ1を合わせたものを鍋肌から入れ、材料にしっかり絡める
  6. XO醤大さじ3くらいを加え、全体に絡ませる

学生のころから今まで、XO醤炒めは何度もつくってきたけど、今回はその中でもベストの出来。

というのも、その結果を生んだのは、調理中のふとした思いつきで加えた5の工程があったからです。

僕のXO醤初体験は、ミル貝などの海鮮炒めと牛肉炒めだったのだけれど、それが美味しかったのは、レストランならではの(油通しを含めた)油使いもさることながら、XO醤を薄くまとわせるだけで美味しくなる材料(海鮮系)または、しっかり下味のついた材料(牛肉とか)だったから、だと思う。

それを、手順をやや省略し、油も控えて家庭で再現しようとすると、どうしても味が足りなくなって、結果イマイチな仕上がりだったのだけど、この5の工程を発見できたおかげで、今までの悩みがすっかり吹っ飛びました。

ついでに、すき焼き風弁当などのエントリで繰り返してきた「じっくり煮込んで素材に味をしみこませるより、表面にさっと濃い目の味を絡ませて、素材そのものの味とのコントラストを楽しむ」のが好み、という俺流な味の好みにもマッチして、より満足度の高い仕上がり。

もし、「XO醤」関係でこのエントリにたどり着いた方がいらっしゃったら、ぜひこの仕上げ前の濃い味コーティング法の実践をオススメします。

*ただ、XO醤は、メイカーや店によって材料のグレイドや味のばらつきが異常に激しいという根本的な問題があるのことはどうしようもないですね。XO全盛期の90年代には、横浜中華街のレストラン何軒かの自家製XO醤を試したけど、それだけをご飯にのせるだけで幸せな店もあれば、(値段高いくせに)どうにもこうにもならない、って店もあったしね。

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