それは、プエルトリコ風のソフリトと、このバタータハーラです。
アラブ語でbatataはポテト(じゃがいも、ポテトサラダはサラタバタータ)、harraは辛い。チリとにんにくと、香菜の風味を効かせたフレンチフライポテトです。英語だとspicy potatoという料理名だそう。検索するとwikiにもでてきます。
スパイス・ハーブの効いたポテトといえば、あのトスカーナ風が真っ先に頭に浮かぶところですが、それに負けず劣らず楽しめる一品です。
レバノン風スパイシーポテト-Batata Harra
- じゃがいも 3-4個
- 塩、粉状の唐辛子 適量
- にんにく 1かけまたはパウダー適量
- 香菜 1/2-1束
- レモン 1/4-1/2個
- エキストラバージンオリーブ油 お好みで
- 揚げ油
- じゃがいもを2cmくらいの角切りまたは同程度の大きさに切り、水にさらし、水分を切る。
- 1をこんがりと揚げる
- 2に塩、にんにく、唐辛子の順で振りかける
- 3にみじん切りにした香菜半量をざっと和え、残り半量は盛り付け後に振りかける
- くし形に切ったレモンを添え、食べる直前にレモン汁と、オリーブ油を振りかける
実は、ずっと以前からレバノンレシピサイトのレシピをみて何度か実作したものの、うまく行かなかったのですが、調理の手順を見直して(整理しなおして)みたら、ようやくおいしく食べられる加減が見つかりました。
ポイントその1
もちろん、熱々で食べるのがおいしいのですが、香菜はしっかり和えるとクタクタになってしまうので、フレッシュな葉も残るように半量しか和えない。要は、唐辛子とにんにく風味のポテトを作っておいて、薬味として香菜を添えるようにする。
ポイントその2
レモンジュースやオリーブ油は、食べる直前にテーブルもしくは銘々のお皿でかける。そうすれば、芋の食感が程よく、酸味やオリーブ油の香りも鮮烈に残ります。
今回、唐辛子は(海外レシピではカイエンヌで出てきますが)一味と韓国を半々で、にんにくはパウダーを使用しました。
たぶん、ファストフードのフレイバード系ポテトにも、香菜を合わせれば、相性はバッチリな筈。世の香菜(パクチー)愛好家の皆さんにおかれましては、早速実作、実食することをオススメします。
そういえば、先日ご紹介したレバノン風にんにくペーストをマヨネーズと合わせると、ステキなベルギー風フリッツな食べ方ができそう。このポテト2品に、トスカーナ風が加われば、それで大満足な宴会が成立しそうです。
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