学生時代、中華レストランでバイトしていたとき、ご飯にXO醤をかけて食べるのはとても大好きだったのです。バイト先のXO醤はとてもよい材料が使われていて美味しく、あるいみ贅沢な食事ではありますが、その食事をとらなきゃいけないのは大抵、あまり勤労意欲が高くない中国人アルバイトが、仕事をさておいて、とっととまかないを食い尽くした後という状況。
今の辣油ブームの方向性は、そんな思い出がよみがえるし、調味料づかいなら、本気のXO醤の方がうまいに決まっているので、これまでお店で手にすることはなかったのですが、最近、地元メイカーが発売しているものを家族が買ってきました。
それで、いろんな食べ方を試してみて、はっきりいって、やっぱまともなXO醤油か辣油で十分じゃんとかって思っていた矢先、ふと、この流行の調味料の実力を最大限に発揮できそうな食べ方を思いつきました。
それが、担々麺。それもインスタントな作り方で。この醤(=辣油)とレバノン料理の必須調味料タヒニをスープで溶き、長ねぎとザーサイのみじん切りを加えれば、プレーンだけど最高に美味い担々麺ができるはずです。
ググると、すでに同じことを考えていた人はいらっしゃったみたいですが、それでも自分で実践してみて、自分の考えは間違っていないことが確かめられたし、辣油を使うなりのポイントにも気づいたので、やっぱりブログのネタにすることにします。
◎食べる辣油で担々麺
- どんぶりに、タヒニ(練りごまで代用可)大さじ2、食べる辣油大さじ1、長ネギのみじん切り大さじ3-4、ザーサイのみじん切り大さじ2-3を入れ、そこに(塩味をつけた)熱々のスープを注ぐ。
- 中華麺を茹で、1のスープの中に入れる
- 麺の上に、大さじ1の辣油を乗せ(盛りつけ用にザーサイや長ネギを残しておいてのせても可)
そのポイントは、辣油の半量をスープの味出し、半量を麺にからめて油と素材の味をストレートに楽しむこと。辣油の材料で使っている乾物+甲殻系のザラザラ感が感じられることも、ごまや油のトロリ系テクスチャとの対比があって、より個性的な味を演出する名脇役として働いてくれます。
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