2012/03/04

ロメインレタス入り牛挽肉の炒飯(牛崧炒飯)

ファーマーズマーケット通いで、最も楽しみにしている野菜の一つがロメインレタスです。しっかりとした食感に、味濃く、気持ちの良い苦み。普通にサラダにするだけでなく、芯に近い部分を匙代わりにしてレバノン風タブレや、ディップ系なお料理をすくって食べてみたり、食卓を楽しく広げてくれます。幸い、地元の生産者さんが、ここ数年出荷してくれています。

このお野菜の使途として、ずっとやってみたかったのが炒飯の具。海鮮系塩味炒飯や、プレーンな牛挽肉炒飯(牛崧炒飯)などには普通のレタスを加えるのがすっかり定番ですが、今回はロメインレタス個性を生かすため、強めの味で。

ロメインレタス炒飯
ロメインレタス入り牛挽肉の炒飯(牛崧炒飯)

  1. 牛挽肉のそぼろをつくる。牛挽肉をさっと炒め、ショウガ、醤油、みりん、砂糖などで煮る
  2. 炒飯をつくる。油を熱し、溶き卵をふんわり炒め、ご飯を加えてほぐし、1を加えてなじませる
  3. 火を止めて、2に1cmほど(葉の部分は1/4幅、芯に近いところでは1/2幅に切る)に刻んだロメインレタスを加え、鍋を振ってなじませる

ロメインレタスの場合、普通のレタスより強い味をより際だたせるため、かなり大きめに切ります。でも、余熱でほどよくしんなりするため、大きさは気になりません。

そぼろを使うことで、普通の牛崧炒飯より味を濃いめに振ったことで、この大きめ、強めなロメインレタスとのバランスを取ります。文句なく、その方がうまい。叉焼などを使う場合でも、味は醤油ベースで強めな方がよいのではないかと思います。

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ところで、このロメインレタス炒飯。最初に思いついた時は、こうした濃いめ肉系ではなく、むしろ海鮮系な味でした。

理想はやっぱりハムユイ炒飯。

でも、なかなか地方だと入手が難しいので、代替品としてはへしここんか鰯など、土着の発酵系魚介品を使って実作できないかとおもっています。この場合は、卵は炒めて別容器に取った後、油でへしこなどを炒め、香りを立てるのがとてもおいしそう。オリーブ油+アンチョビで実践しても楽しそうです。

似たような路線では、黒オリーブ系な具を使った炒飯というのも、なかなかに気になるところです。実践した折には、またブログで報告します。

2 件のコメント:

sawa さんのコメント...

Yuki1664様、初めまして。
メルゲーズのレシピを検索していてこちらにたどり着きました。
どの記事も興味深く、3日に分けて過去ログをほとんど読ませていただきました。(お腹が空いて困りましたが)
アラブ料理にお詳しくて、どの料理も素晴らしいセンスですね!驚嘆いたしました。
これからも更新を楽しみにしております♪

東京都:sawa

yuki1664 さんのコメント...

sawaさん。

コメント+過去記事までご覧くださって、ありがとうございます。そう、アラブご飯が大好きなんですが、なかなか日本語のレシピがないので、積極的にブログに上げるようにしています。

ぜひメルゲーズ実作してみてください。みんなでやると、つくってる時も、もちろん食べるときも楽しいですよ!

あと、シリアで教わったホンモスのレシピも、とてもオススメです。