2009/06/26

新にんじんのココット:アラン・デュカスのレシピで

きょう、地元のファーマーズマーケットに、午前中に行くことができました。この午前中ってのが大きなポイント。朝早くから、たくさんのお客さんが来るので、昼前にはなくなってしまうお野菜も多いのです。

で、売っているのは知っていたけれど、なかなか買えなかったお野菜を今日は購入できました。葉っぱのついた新にんじんです。

新にんじん新たまねぎ新にんにく
新にんじんといえば、お気に入りのテレビ番組、ジョエル・ロブションのシンプルフレンチcuisinez comme un grand chef、吹替版はあなたもグランシェフ)でしばしば登場する食材。

コンフィや「オレンジとローズマリーの香り」など、気になるお料理がある中で、今日の一品に選んだのは、アラン・デュカスAlain Ducasse)が登場する「春野菜(その1)」で紹介されていた、新にんじんのココット。

これまた、いいタイミングに、家には新たまねぎ、乾燥させてない新にんにく、そして摘みたての柔らかいパセリ、と必要なお野菜はすべて揃っています。

最後にオリーブオイルでの香り付けが入り、デュカスの「名前入り」なこの一皿にチャレンジの一手です。

新にんじんのココット
◎レシピ(新にんじん12本、新たまねぎ4個程度で)
  1. 鍋にオリーブ油大さじ3を入れ、皮付きの新にんにく3-4かけの香りを出す
  2. 1の鍋に、葉5cmを残して皮を剥いた新にんじんと、皮を剥いた玉ねぎを入れ、砂糖(きょうはマルティニークのきび砂糖)、塩(塩の花)を加える。やや甘めがベター
  3. 2の鍋に鶏のスープ大さじ1-2を加え、蓋をして弱火で4分蒸し煮にする
  4. 小さめのレードル一杯ほどの鶏のスープ(状態をみて適量)を加え、さらに2分(にんじんに火が入るまで)蒸し煮
  5. にんじんに火が通ったら、鶏のロースト(豚や仔羊もいいね)の肉汁を加え、さらに1分蒸し煮
  6. 粗みじん切りのパセリ、塩の花、胡椒を振り、仕上げにオリーブ油を回しかける

レシピは番組内のとおり。実際の料理では、レシピの1.5倍くらいの時間煮ました。できあがりは「とろけそうに熱々」(デュカス)、でも冷めたのもおいしいよ。

バターで調理したものより軽くって、でも、新にんにくとパセリとオリーブ油の香りはとても華やかで、いくらでも食べられそうなお味です。

お鍋のままテーブルに出して、おいしいパンとスープ、サラダと一緒に楽しいランチを演出してくれそうだし、お夕飯にたっぷりとしたお肉を焼いた時の付け合わせにもばっちりそう。

新にんじんを見かけたら、ぜひどうぞ。

でも、たぶんこんど新にんじん見つけたら、手元にカリブ産の美味しい砂糖と、砂糖きびからつくった濃厚なビネガーがあるから、それらを生かしたコンフィをつくってみたい気分。

2009/06/11

叉焼と葱の冷たい和えそば

地元の福井も梅雨入りしました。

とはいえ、お知り合いお年寄りのいる家では、ストーブや炬燵やホットカーペットのしまってない家もけっこうあります。朝晩は、なかなかに肌寒い日も多く、夏モードのスイッチが入りづらい日々が続いています。

でも、季節の一つの節目だから、夏場向けなお料理を一発キメて、ギアを一段あげていきましょう。

叉焼葱撈麺
ってことで、中華風の冷たい和えそばです。いちおう漢字表記では叉焼葱撈麺。煮そばとおなじ撈麺です。昔、なんかの本で神戸の中華料理屋さんが、冷やし中華の関連メニューとして紹介していたのをみて以来、定番中の定番として、もう10年以上楽しませてもらっているメニューです。

ゆでた中華そばを、醤油やオイスターソースのたれと、葱、細切り叉焼と和えるだけなんだけれど…

◎レシピ
  1. 葱(長ねぎでも青ねぎでもお好みで)を、ごく薄いななめ切り、もしくは白髪ねぎ風に。叉焼も、葱の長さと併せて細切りに
  2. オイスターソース、醤油、少量のスープ(たれに適度な流動性を与える程度)、ごま油を合わせてたれをつくる。いつもの配合は、3:1:1:1くらい(ただし、これは油控えめを意識した分量です)
  3. インスタントラーメンを柔らかめに茹でる
  4. 3の麺をよく洗って余分な油分を洗い流し、冷水でしっかり締め、よく水を切る
  5. 4の麺を2のたれに絡め、少量の葱を残して、1の具材も混ぜる
  6. たれと具材を和えた麺を皿に盛りつけ、残した葱をのせ、好みで辣油や荒くひいた胡椒を振る

きょうの眼目は、なんたってインスタントラーメンです。

このお料理、生麺でつくっても美味しいけれど、インスタントラーメンでつくると、パーム油などのフライに由来するフレイバーが、オイスターソースなど生の調味料の直球系な味わいとバッティングして、個性豊かな食材に化けます。

フライすることで、多孔質になった麺自体にしみこむ味わいの塩梅も、生麺の糊化した表面にからみつく味わいよりも広がりがあって楽しいのではないかとおもいます。

韓国料理方面が好きな方なら、インスタントラーメンを食材づかいすることは抵抗ないでしょうけど、

本家中華風でも、伊府麺や蝦そば・卵そばの例を挙げるまでもなく、インスタントラーメンは、ちょっとエキゾ強めに味付けすると、とても魅力的な食材になるから、こういった、たまのイタズラはやめられないのです。

きょうはなかったけれど、香菜(パクチー、コリアンダーの葉)があれば、大量に振りかけたい気分だしね。

ちなみに、きょうのインスタントラーメンは日清の出前一丁。ごまラー油が、このお料理には便利です。また、茹でたあとよく洗うので、油が酸化しかかった、賞味期限切れのラーメンの始末にも役立ちます。

(学生のころ、生協売店で投げ売りしていたラーメンを、この路線のお料理で堪能しつくしました)

これからの季節、ビールがお伴になるような遅めのランチや、夕方前の虫養いにもどうぞ。

2009/05/26

えいのコロンボを実作してみた!

去年の夏の旅で、一番のお気に入りだったえいのコロンボ

地元のスーパーで、切り身を発見したので、早速再現にチャレンジJOYです。なにしろ、安い!ぶつ切りの身が1kg弱で、300円以下。果たして、そのできあがりは?

えいのコロンボを実作
◎レシピ
  1. えいの身を大きめ(7cm角くらい)のぶつ切りにし、塩、胡椒。コロンボスパイス(カレー粉でok)も薄くまぶし、オリーブ油を敷いたフライパンでリソレ(表面を焼き固める)。特に皮目はしっかりと。
  2. 同じフライパンで、残った油でクミン(粒)などを炒めて香りを立てた後、にんにく(潰すだけ)、生姜(大きめの薄切り)、唐辛子(ホールで)の香りと味を油の中に引き出す。さらにミルポア切りにした玉ねぎ(大1.5個)・人参(中1本)・セロリ(1本)を加えて炒める
  3. 香味野菜が色づき始めたら、角切りのじゃがいも2個、厚めの輪切りのズッキーニ1本を加えて軽く炒める。コロンボスパイス大さじ2を振り入れて全体になじんだら、スープ適量を加える
  4. 適宜水や唐辛子、塩を加えながら味を調えつつ、ジャガイモに火が通るまで煮込む
  5. できあがったコロンボにご飯を添えて盛りつける。汁を少なめに取って、パンやカリフラワーのグラタンと一緒にいただいても楽しいかも
えいのリソレから、フライパン一枚で一気に調理。

えいをリソレ
実作してみて思ったのは、やっぱりえいはこのお料理にぴったり。

鮮魚コーナーのおっちゃんは、薄味で煮つけて、(臭いが気にならないように)冷ましてから食べるといいよ、ってアドバイスしてくれたけれど、このお料理なら無問題です。ていうか、ロニョン(腎臓)と同じで、少しくらいの臭いなら、個性の範囲のフレイバーとして楽しめそうです。

味わいの面でも、しっかりした味に加え、ほどよいテクスチャも、この調理法にぴったり来ます。

さらに、ナイフでこそげ取るようにすると身の骨離れがとてもよく、細長い形に剥がれた身はサラサラめなコロンボのソースととても絡みやすく、身を味わっている口の中で時折、スターターのスパイスがはじけて香りが立つ気持ちの良さは、肉でもなかなか得られない気持ちのよさです。

あと、人参は鮟鱇のときみたくシャトー風にするより、ミルポア風に小さく、薄く切った方が案配がよいようです。

そんなわけで、改めてえいのコロンボとの相性の良さを確認できました。お高い鮟鱇より断然オススメです。

2009/05/24

ラムとセロリのXO醤炒め

ホンモスつくる時に余分に茹でたひよこ豆やら冷凍ものが増えたので、例によって冷凍庫の中のクリーンナップ活動をしていると、一体あんたいつからここに居たの???、って感じのラム肉が出てきました。ジンギスカン用のもも肉厚めスライスです。

ずいぶん時間が経過してそうなので、今回は中華の方法で下味付けて「再生」させることに。同じく、サラダにし損ねたセロリもたっぷりあったので、一緒にXO醤炒めにすることにしました。

ラムとセロリのXO醤炒め
◎レシピ
  1. ラム肉300g(1cmくらいの厚さのスライス肉)に、醤油、紹興酒(日本酒でも可)、砂糖、重曹で下味を付け、油と片栗粉少々をまぶしておく
  2. セロリ2本の筋を取って、やや食べ応えのある大きさの斜め切りにする
  3. 2、1の順で、さっと湯通しする(油通しの代用)
  4. 鍋を熱し、油を入れ、にんにく、生姜、葱のみじん切りと、薄切りの人参を加えて香りを立てる。そこに3の肉、セロリを加える
  5. 醤油、紹興酒各大さじ1を合わせたものを鍋肌から入れ、材料にしっかり絡める
  6. XO醤大さじ3くらいを加え、全体に絡ませる

学生のころから今まで、XO醤炒めは何度もつくってきたけど、今回はその中でもベストの出来。

というのも、その結果を生んだのは、調理中のふとした思いつきで加えた5の工程があったからです。

僕のXO醤初体験は、ミル貝などの海鮮炒めと牛肉炒めだったのだけれど、それが美味しかったのは、レストランならではの(油通しを含めた)油使いもさることながら、XO醤を薄くまとわせるだけで美味しくなる材料(海鮮系)または、しっかり下味のついた材料(牛肉とか)だったから、だと思う。

それを、手順をやや省略し、油も控えて家庭で再現しようとすると、どうしても味が足りなくなって、結果イマイチな仕上がりだったのだけど、この5の工程を発見できたおかげで、今までの悩みがすっかり吹っ飛びました。

ついでに、すき焼き風弁当などのエントリで繰り返してきた「じっくり煮込んで素材に味をしみこませるより、表面にさっと濃い目の味を絡ませて、素材そのものの味とのコントラストを楽しむ」のが好み、という俺流な味の好みにもマッチして、より満足度の高い仕上がり。

もし、「XO醤」関係でこのエントリにたどり着いた方がいらっしゃったら、ぜひこの仕上げ前の濃い味コーティング法の実践をオススメします。

*ただ、XO醤は、メイカーや店によって材料のグレイドや味のばらつきが異常に激しいという根本的な問題があるのことはどうしようもないですね。XO全盛期の90年代には、横浜中華街のレストラン何軒かの自家製XO醤を試したけど、それだけをご飯にのせるだけで幸せな店もあれば、(値段高いくせに)どうにもこうにもならない、って店もあったしね。

2009/04/21

コフタ(kofta)のポイントは?

アラブ風の挽肉料理、コフタ(kofta)も、ここ何年かは、すっかり肉焼な外ごはんの定番です。

コフタ焼き
僕のお料理レパートリー入りしたきっかけは、数年前のNHKテレビのアラビア語講座(今放送中のものより前のシーズン)。アラブ文化を紹介するコーナーで、横浜のアルアインのシェフがでてきて、作り方を紹介していました。それは、同じ番組で紹介していたモロヘイヤ(のシチュー)ともども、本当に間違いのないレシピで、すっかりお気に入りのお料理です。

番組の講師の先生によると、アラブ世界(エジプト方面)では、日本のお寿司チックな、ハレの食べ物だとか。

その作り方は
  1. 玉ねぎのみじん切り、パセリのみじん切り、スパイス(クミン、オールスパイス、コリアンダー、胡椒などなどお好みで)、塩をボールで混ぜて、味を均一にする
  2. 1を挽肉に混ぜ込んで、タネをつくる
  3. 2を焼き串を軸にして整形する(ハンバーグ状にしてもオッケイ)
  4. 3をグリルやフライパンで焼く

というもの。

お肉は、なんでもよいかと思いますが、基本的にアラブ圏の食べものなので、豚ミンチや合挽肉を使うことは、まったく考えたことがありません。

まず、ほんとうにコロンブスの卵的な当たり前のことながら、なるほどと思わされたのが1の工程。この仕事をするだけで、簡単に味のむらを避けられるし、味決めもほんと楽ちん。

コフタのパセリ
こんなに当たり前の手法なのに、紹介されている機会が少ないのは、ホント意外です。

コフタのタネ
そのタネには、ナッツ系を混ぜると、味わいの華やぎが増します。手堅いところで松の実。ベイルートのkaramレストランのスペシャリテは、ピスタチオ入りでした。

できあがったタネは、焼きはもちろん煮込みも全然オッケイ。ミートアンドベジタブル風に、トマト+スパイスで野菜と煮込んでも、とても美味しいし、ヨーグルト煮も美味しそう。

本当にいいお肉が手に入れば、クッベと同様に、生(nayee)もたぶん美味しいことでしょう。

串での整形は、基本的には円筒形(トルコ料理やインド料理でもこの形でなじみ深いでしょ)が基本かと思いますが、イラン料理店の写真などでは、やや平たい 形の表面に指で波形の形を付けたものもみたことがあります。焼きの写真の表面がうねっているのは、その形を意識しようとした、ためらいの跡形です。

焼きに関しては、お友達にはフライパン焼きの方が美味しいっていう人も。日本語のサイトでは、アラブ風ハンバーグって紹介されてるのを見たことがあるだけに、日本人の味覚には、よりジューシーに仕上がりそうなフライパン料理の方がマッチするのかもしれませんね。

2009/04/20

メルゲーズをつくろう!

マグレブ方面っていうより、ひょっとしたらパリののみの市やクスクスレストランでのでおなじみの人の方が多いかも知れない、羊のピリ辛ソーセージ・メルゲーズ(merguez)。もう何年前になるんだろう、クスクスパーティーを開いた時に付け合わせでつくって以来、すっかりパーティー料理の定番として定着しています。

メルゲーズ焼き
基本のレシピは、フランスの本に出ていたものを、都内の某レストランで教えていただいたものです。

材料は
  • 羊腸
  • 羊肉 500g
  • コリアンダー 1cc
  • キャラウェイ 1cc
  • フェンネル 1cc
  • 赤胡椒 1cc
  • ハリッサ 1cc
  • にんにく8かけ
  • レモン
*フランスの料理本でお約束のCCは珈琲スプーン=cuillere a cafeのこと。いつも小さじ程度のつもりでやってます。ちなみにCS=スープスプーン

レシピは、挽肉、ソーセージ用の塩蔵の羊腸を使うことを前提で(肉をミンチにするのと、腸の下ごしらえは割愛)
  1. 羊腸を15cmに切る
  2. 羊ミンチに塩とスパイスを混ぜる
  3. 羊腸に2の肉を詰め、端をひもで縛る
  4. 3の何カ所かを針で刺す(中の空気を抜く)
  5. 4を陰干しする
  6. ソーセージをグリルまたは揚げる
  7. レモン汁をかけていただく

というもの。

メルゲーズ練り
実際の調理では、ミンチに混ぜるスパイスはハリッサの素をベースにして、辛さが一定レベルに達したら、キャラウェイやコリアンダー、クミンなどの香りを補っていくという感じ。塩はだいたい2-3%くらいかしら。

ただ、本の分量でつくってみると、スパイシー感もピリ辛感も足りないので、実際はたぶん2倍くらいのスパイスを入れてます。一方で、にんにくは乾燥パウダーを使っているけど、本の半分量もいれてないかも。

で、練り合わせたお肉は必ずフライパンで焼いて味見して、味を決めてます。肉が余ったら串焼きにしたり、ただハンバーグ状にして焼くだけでも、美味しくいただけます(やっぱりソーセージにした方が、噛み切った時のプッチリ感や、肉汁がドバっと出てくる楽しさは断然上だけど)

メルゲーズ詰め
肉は、ハンドスタッファーっていう(らしい)コーキングの道具みたいなやつで、塩抜きした羊腸に詰め込んでいきます。本では羊腸を切ってたけど、いつもは長く長ーく詰めてって、両端を結んで、あとは適当な長さにひねってできあがり。

ハンドスタッファーは東急ハンズで購入。絞り袋にソーセージ用な口金を付けてもできるけど、道具使った方が一定の分量のお肉を絞り出せるから、作業がとても楽ちん。

本格的なスタッファーはとても手が出ないし、置き場にも困りそうだけど、ハンドスタッファーならそんなに高くないし、年に1,2回のソーセージ作りのためにでも、持っていて損はないと思います。

あとは、できあがったソーセージを生のまま焼くだけ。今回は炭火でグリルしてのみの市気分だけど、フライパン焼でも全然オッケイ。ある程度つながったまま火にかけて、焼きながらナイフで切っていくっていうざっくりとした調理法でやってます。

焼き上がったら、そのままかじったり、クスクスに添えるのはもちろん、春先の外ごはんだったらパンに挟むと、冷めずに熱々をずっと楽しめるからベストの方法かもね。

ソーセージづくりは、結構面倒くさそうだけれど、やってみるととても簡単。肉を混ぜたり、腸詰めしたりする作業は、みんなでやると楽しいし、ちゃんと味見すれば大失敗もない。しかも、メルゲーズだったら、すぐ焼くからスパイスを混ぜる時の温度もそれほど気にしていないし、スモークも下ゆでもなく、詰めたら焼くだけ。

もし、お友達にフランス人やフランス滞在経験のある人がいれば、特にオススメです。クスクスは簡単につくれるけど、メルゲーズとなるとなかなかつくれない。

個人的には、メルゲーズはフランス人にとって、日本人にとっての餃子みたいな食べ物だと思っています(ちなみにクスクスはラーメンのポジションかと)。だから、そんなお料理が食卓に並んだ時、彼・彼女らが尋常じゃない喜び方をしくれるであろうことは、想像に難くないでしょ?

2009/04/19

今年の花見のお料理

今年も、毎年恒例になっているレバニーズを中心としたメニューでの花見パーティーを開きました。メーンはカバブ系のお肉。そして、ずらっと並んだサラダ系の前菜(メゼ)。

メゼはいつものおなじみのお料理を並べて。今年は揚げ物をつくらなかったから、ちょっとボリュームが足りなかったかも(お友達の持ち寄り品が充実してるので、ぜんぜん気にならないけど)

メニューはこんなかんじで。

花見の前菜
  1. タブレ(レバノン風、パセリ多め)
  2. フールメダミス(空豆のあっさり煮)
  3. チュニジア風ツナサラダ
  4. ホンモス
  5. ヨーグルト(脱水・水切り)ときゅうり
  6. 薬味のハリッサ
  7. オリーブと唐辛子のピクルス
  8. ミックスナッツ(レバノンのal rifaiからお取り寄せ)
  9. サラダ

お肉は、

コフタとケバブ
(写真は、手前がコフタ、上が羊のケバブ)

今回はじめて挑戦したのは、旅の美味しい記憶も鮮烈な腎臓料理。ただ、豚マメの調理で何度も失敗した苦い経験があるので、慎重には慎重を期して下ごしらえしました。

この腎臓と、牛肉のコフタ、メルゲーズについては、追々、別エントリでレシピをご紹介予定です。

今年は気温も高く、夕方過ぎには風も止んで、例年にない暖かさで食事を楽しむことができました。

カリブ帰りってことで、バーコーナーも設置し、ティ・ポンシュやプランターといったラムカクテルも楽しめるようにしたのですが、これがまた、桜と青空の下で飲むと格別。去年は、シードルやカヴァみたいな泡系なお酒がお伴だったのだけれど、ラムがお伴だと、よりエキゾ気分高めな気持ちのよい午後となりました

2009/04/18

マハシーの残りでオムレツ

こないだのヨーグルト煮のマハシー。ズッキーニの量が少なかったので、ほぢくった中身も少なく、ババガヌジ風にするには足りない。それに、中に詰めた牛ミンチや玉ねぎもほんの少量だったので、使いかけが余ってます。

そこで、この中途半端な分量の材料を全部オムレツに!ついでに、残っていたマッシュルームのフリカッセも使って、3種類のオムレツ祭にしてみました。

今回はいずれもオリーブ油焼きにしましたが、フィリングのテクスチャや、加えるハーブやスパイスの加減で香りの振り幅を付けてみました。

その1 ズッキーニのオムレツ

ズッキーニのオムレツ
  1. ほじくったズッキーニの果肉を食べやすい大きさに切る
  2. 1をオリーブ油でクタクタになるまで炒め、塩、胡椒、エルブドプロバンスなどで味付け
  3. 2のフィリングを入れてオムレツを焼く

ズッキーニは、皮がなくて中身だけだと風味は薄めなので、このオムレツはハーブの香りも控えめでおとなしめに。

その2 挽肉と玉ねぎのオムレツ

挽肉と玉ねぎのオムレツ
  1. たまねぎの粗みじん切りと牛ミンチをしゃっきりと炒める
  2. 塩、胡椒、オールスパイス、多めのドライミントで味付け
  3. 2のフィリングを入れてオムレツを焼く

ズッキーニとは対照的に、こいつは結構しっかりめの香り付け。オールスパイスの香りが下地となり、その上でミントの香りがグワって立つくらいに効かせました。玉ねぎも、すっきりした香りに似合う歯ごたえを残してね。

その3 マッシュルームのオムレツ

マッシュルームのオムレツ
  1. マッシュルームのフリカッセ(基本的にはオリーブ油炒め)を食べやすい大きさに切る
  2. 1のフリカッセを入れてオムレツを焼く

このマッシュルームは、茶色いやつを使用。やや多めのオリーブ油で炒め、パセリを加え、レモン汁を振って仕上げてあります。マッシュルームのプリプリ感と、レモン+パセリのすっきり感で勝負です。

2009/04/05

ヨーグルト煮のマハシー

僕が春本番を感じる指標の一つは、ズッキーニの値段がバンバンに使いたくなるくらい安くなることです。そのタイミングが先週訪れました。

でも、安いお店の店頭に残っていたのは2本だけ。

この限られたチャンス。せっかくだから定番以外に挑戦してみようということで、いつものマハシーとは気分を変えて、ヨーグルト味で煮込んでみました。

ヨーグルト煮のマハシー
レバノン料理の本を読んでいると、クッベ(kebbe,kibbe,kibbi)をヨーグルトで煮込んであるレシピはよく出ているし、どっかの食堂で朝ご飯に食べたファッタっていう料理は(作り方はこんな感じ=リンクはyoutube動画)にも、たっぷり温かいヨーグルトがかかっていました。ヨーグルト煮は、よくありそうな味です。

ヨーグルト味のクサマハシー(クサ=ズッキーニのこと)も、手持ちの料理本の中でもお気に入りな「le vrai gout du liban」に出ていて、ずっと気になっていた一品。

ヨーグルト色の煮汁の中に、少し薄めの緑色のズッキーニが見えている景色に、どうにもチャーミングな味わいを想像させられて、一度つくってみたいと思っていたのです。

◎レシピ
  1. ズッキーニをマハシ用に準備する(中の果肉をくりぬいて、米、挽肉、玉ねぎ、パセリ、スパイス、塩、レモン汁、オリーブ油を混ぜたものを詰める)
  2. 1をブイヨンで30分煮る(レモン汁は加えない)
  3. 2にヨーグルトをたっぷり加え、さらに15分煮る
  4. 煮上がったらミント(今回はドライを使用)、オリーブ油をかけ、しばらく休ませる

ヨーグルトは、相当たくさん。ヨーグルトをブイヨンで伸ばす、って感覚でつくれば大丈夫だと思います。

初めてつくったけど、失敗なく美味しくできました。ハードなミント好きなため、できたてで思い切りミントの香りが立ち、ヨーグルトやオリーブ油も渾然一体となった香りが、最高にいい気分です。

当然、ちべたくなっても美味しいのはトマト味と同じ。見かけも、夏は涼しげで、冬には雪の中の下萌を感じさせる暖かさもあり、味わいだけでなく、食卓の彩りの面でも、一年中楽しめそうなお料理です。

ホワイトアスパラを定番のソースで

こないだ所用で金沢にお出かけした際、近江町市場でホワイトアスパラガスが売っていたので、つい買ってしまいました。季節もので、値段とかまったく見ずに、勢いで「頂戴!」って言ってしまっていました。

さて、何にするか。

基本はオランデーズソースだろうけど、座右の書「ロビュションの食材事典」に出ているムースリーヌソースは、未経験だったので、チャレンジJOYしてみることにしました。

とはいえ、本によるとればオランデーズに生クリームを加えてできあがり、ってことでちょちょいのちょいと。

ホワイトアスパラガスのムースリーヌソース
走りのものってことで、あんまり本数買ってこなかったので、ほんのアミューズ程度な量しか食べられなかったけれど、パンと一緒に初物気分はたっぷり楽しめました。

◎レシピ(卵黄2個分で、食材事典に準じる)
  1. アスパラは根本の方の硬い部分を切り落とし、下の方は皮を剥いて、しっかりとクタクタになるまで茹でる、まずは根本の方を2-3分茹でて、その後、全体を湯に入れる
  2. 卵黄2個と適量の水(今回は少なめ)を泡立て器でよく混ぜ、さらに湯煎にかけながらSの字を書いて底が見えるようになる程度まで混ぜる
  3. 2にすましバター100gをすこしずつ加えて混ぜる。塩で味を調える(今回は使わなかったけれどカイエンヌペッパーも使うものみたい)
  4. 3でできあがったソースに、生クリーム適量を混ぜる

最初はバターはそのまんま加えればいいやっ、って思っていたけれど、手抜きして電子レンジにかけたら丁度澄ましバターになったので、結果オーライで。

あと、アスパラ料理は、洋風の場合はクタクタに柔らかくなるまで煮るに限りますね。こんな定番ソースも美味しいけれど、一番すきなのは何年か前に一回だけつくったことがある、ビールでクタクタに煮たお料理かしら。今年あたり、機会があればも一回つくってみたい!

それにしても、この盛りつけは・・・

茹でたてを、とにかくすぐに食べなければいけない、って本にも書いてあったので、あわてて気を遣う暇もなくやっつけで写真を撮りました。

見苦しくて、すみません。