2009/01/30

アクラ(accras)丼

カリブの食べ物、っていうと、夏のイメージが強そうだけれど、これがどうして、冬の海の幸と相性がよさそげ。

っていうのも、アクラ(accras)って、材料のたらがそもそも冬のお魚。(動物の)脳みそのかわりに、たらの白子を加えてみるのって、考えるだけで美味しそう!!

ほかにも、前にえいのコロンボを食べた時の印象で語ったように、あんこうをコロンボ仕立てにすればたいそう美味しそうだとおもうし、クールブイヨンだったブダイも(美味しんぼによれば)伊豆あたりでは冬にうまいらしいし。

てなわけで、季節のフレッシュな生のたら(今回はスケソウダラ)を使ってアクラを実作。さらに、それをおにぎり以外にも、ご飯と一緒に美味しくいただける新メニューができあがってしまいました。

アクラ丼
◎アクラ丼 レシピ
アクラ(生のたらを使う場合、3-40個はできる)
  1. 生たら200gを茹でる
  2. 小麦粉120g、卵黄1個、水または牛乳150-200cc(タネがお好みよりややゆるくなるくらい)、ベーキングパウダーコーヒースプーン1/2杯をよく混ぜ、塩やにんにく、唐辛子で味を調える
  3. 2に1のたらをほぐして入れる
  4. 2で使わなかった卵白を泡立て3に加える。万能ねぎ(もしくはシブレット)の極小小口切りを加え、さっくりと和える
  5. 4をコーヒースプーンで熱した油にぽったりと落とし、こんがり揚げる

にんじんと玉ねぎのサラダ
  1. 人参、玉ねぎとも細切りにして、砂糖と塩でしんなりさせ、水にさらし、サラダスピナーで水切りする
  2. 人参→粒クミン、さとう、ワインビネガー、塩、オリーブオイルをまぜたドレッシングで和える。仕上げにきび砂糖と、みじん切りのパセリを散らす
  3. 玉ねぎ→砂糖、塩、こしょう、ワインビネガー、オリーブ油など(今回はオールスパイスも)を加えたドレッシングで玉ねぎを和える
アクラ丼
  1. ごはんに、細切りのレタスをまんべんなく散らした上に、にんじんと玉ねぎのサラダ、トマト、アボカドをのせ、真ん中に「デンっ」ってアクラを乗せる
  2. アクラの揚げ物どくとくのサクサクこってり感と、にんじん・たまねぎのしっとり+さっぱり感、それにアボカドのむっちり感を、ご飯やレタスになじませながら、いただく

さて、種明かしをしてしまえば、このメニューは、アクラを揚げているときにどうしてもできてしまう、揚げ玉をどう処理しようかと思ったときに、思いついたもの。

ほんとうは、アンティーユ風前菜盛りみたいに盛りつけた野菜とサラダをご飯載せ、この揚げ玉をたっぷりと散らしたものを、よくかき混ぜてたべると、よりクリスプ感が際だって、そらあ最高です。

それにしても、レンズ豆ちらし寿司もそうだったけど、ワインビネガーと白ごはんって、合わせようによっては最強にうまいよ。

2009/01/09

酒盗とルッコラのサラダ

高知出張のときに買ってきて以来、酒盗で日本酒を飲るのが大好きなんですが、燗酒な季節をすぎると、不思議と急に酒盗への興味関心が薄れてしまいます。

で、今年もその燗酒な季節が巡っきたのですが、気まぐれに酒盗にオリーブ油をまぶしたものをパンにまぶして無理矢理ワインのあてにしていたら、突然気持ちが冷蔵庫の中のルッコラに吹っ飛んでいきました。

そして、つくってみたのがこれ。

酒盗サラダ
要はバーニャカウダのアンチョビを酒盗に変えたありがちなソースを、たっぷりのレモン汁と一緒にドレッシングとして、サラダにしただけ。

そりゃあルッコラは、日本ではイタリア語由来の呼称がいちばんよく知られているのだから、このドレッシングとの相性はいわずもがな、だろうとはおもう。

でも、ググってよくでてくるキャベツとの取り合わせに比べれば、ルッコラの苦みと、加熱されて出た鰹の香り、それとレモンの酸味が、いずれも直球でキュンキュンと錯綜して、これはなかなかの「出会いもの」をみつけちゃったんじゃないかと、喜んでいます。

◎レシピ
  1. ルッコラを食べやすい大きさに切り、十分に水切り
  2. 小降りな耐熱のガラス容器に、酒盗、オリーブ油、ガーリックパウダー、粉唐辛子(韓国・粗挽き)、好みのハーブ(今回はお手軽にエルブドプロバンス)を入れ、電子レンジで30秒チン。
  3. ボールにとった1に、できたての2をさっと和え、すぐにたっぷりめのレモン汁も加える
酒盗をアンチョビにすれば、お手軽バーニャカウダソース。アンチョビはチューブ、にんにくは粉で、冷蔵庫の調味料入れ付近をちょこっとさぐれば、1分でできあがりの、スーパー手抜きレシピです。あとは、基本的に辛味好きなんで、ベタにぺぺロンチーニに唐辛子も加えて。

そりゃあ、ちゃんとフィレのアンチョビつかって、牛乳で煮たホコホコなにんにくといっしょに、きちんとソースをつくれば、もっとおいしいかもしれません。

でも、バーニャカウダの眼目は、油と魚のもつテクスチャとフレイバーで生野菜のえぐみやガサガサ(加熱した根菜などの場合はパサパサ)感をマスキングして、野菜の甘さと香りを引き出すことが本当のところだと思うから、ソースは少しくらい適当でもオッケイというのが、自分としては「手の抜きどころ」です。

2009/01/08

中華風あんかけ2種

年末年始のお料理シリーズその3。
大根と小松菜であんかけ料理をつくりました。

大根はあっさりスープ煮にして貝柱あんかけ。

大根の貝柱あんかけ
小松菜は、以前お弁当にも盛り込んだねぎしょうがあんかけで。

小松菜のねぎしょうがあんかけ
どっちも、寒いこの季節、フーフーしながらいただくと暖まるし、ご飯でもお酒にも合って、たっぷりと野菜も食べられるのでオススメです。

◎レシピ

大根の貝柱ソース
(風呂吹きサイズの大根輪切り3つ分)
  1. 大根を輪切りにして下ゆでする
  2. 1の大根を薄く塩味を付けたスープに、貝柱の汁(干貝の場合は戻し汁、缶詰の場合は煮汁)を適量加え、弱火で煮込む、もしくはスープごと蒸す
  3. あんをつくる。少量の油を熱した鍋に、葱の青い部分10cmほど、輪切りのしょうが2つを加え香りを出す。そこにスープ2-300ccを加え、葱としょうがは取り出す。貝柱(干貝なら2,3個、缶詰なら小1缶)を入れたら、塩、日本酒で味を調え、とろみ付け。最後に葱油など好みの香油を少量加えても可
  4. 煮上がった(蒸し上がった)大根を皿に並べ、あんをかけ、白髪葱を飾る

大根は普通の大根でもいいんだけれども、最近は赤い大根や緑の大根も、わりとよく流通しているじゃないですか。ファーマーズ系のお店などでは意外と安く入手できる、こうした変わり大根を使うと、こんなに普通のお手軽レシピの料理なのに、とてもスペシャルな料理に変身しそう。

昔バイトしてたレストランでも、大根の干貝あんかけには、紅芯の大根を使っていたような気が。

スープは昆布出汁にしてもぜんぜんオッケイそうだし、油の使い方や香味の立て方で、味の立ち位置は簡単に調整できそうですね(だからこのエントリには和食のラベルも付けといた)。

小松菜の葱生姜あんかけ(小松菜1把分見当)
  1. 小松菜を4-5cmに切り、塩、油を加えた湯で湯通し
  2. 鍋に油を温め、弱火で極細かいみじん切りの長葱3/4本、生姜2かけを焦がさないように炒めやさしく香りを出す
  3. あんをつくる。2の鍋にスープ2-300ccを加え、塩、日本酒で味を調える、とろみを付ける
  4. 3の鍋1の小松菜を加え、あんをさっと絡める

長葱の残りの1/4は、大根にのせる白髪葱に。青い部分は貝柱あんの香り出しに。個人的には、大根と貝柱あんにのせる白髪葱には、ほんの少しの色目がほしいので、少し青みがかった上の方を使います。

どっちのお料理とも、火傷しそうな熱々さと、のどを過ぎた後に立ち上るホカホカの香りがいちばんのごちそう。仕上げのタイミングは大切にね。

2009/01/05

アメちゃんヤキメシ+ドライカレー

年末年始のお料理シリーズその2。

なぜか松の内中、たっぷりと冷ご飯があまりました。お仏飯用にご飯は炊くのだけれど、お酒のんだり餅喰ったりするから、ごはん本体の消費量は限定的になってくるもので…

そんな事情のため「おせちもいいけどカレーもね」ってランチが成立した次第。

アメちゃんヤキメシ+ドライカレー
いつものアメちゃんヤキメシの具材を炒めていた中に、冷凍庫に余っていた挽肉も追加したら、コロンボスパイスを加えてカレー風にしたい気分が高まり、じゃあ旨味を増そうってことでトマトコンサントレも突っ込んだら、行きがかり上、ドライカレーができちゃったわけです。

◎レシピ(冷やご飯3-4杯分見当)
  1. 玉ねぎ(1個)、人参(小1/2本)はごく細かいみじん切り。ソーセージ(5本程度)は輪切り(薄いのと1cm厚保が混在)。
  2. 植物油を熱したフライパンで玉ねぎと人参をじっくり炒める。挽肉(50-100g)とコロンボスパイス、唐辛子を加えてさらに炒め、ソーセージも加える
  3. 2にトマトコンサントレ50gとスープ(この場合はコンソメでも可)を加え、煮詰める
  4. 3にご飯を加え、弱めの火で10分弱、ドライカレーとご飯をなじませながらジリジリ炒める

そんな風に出来あがっちゃったドライカレーはペースト状のテクスチャなんだけれど、根気よくご飯と炒めれば、余分な水分も飛んでいつものジリジリ+コテコテ+ぱらりんこテイストは健在。

あ、唐辛子はカレー粉に合わせて、アンティーユ産のものを使用。使ったスパイスからいうと、今日の料理名は「アメちゃんヤキメシ+コロンボ・セック(sec=dry)が正確よね。

そういえば、見かけもなんだかクレオール(ルイジアナ)風料理やケイジャン料理っぽい雰囲気だし。

2009/01/04

チュニジア風ツナサラダ

あけましておめでとうございます。ことしも、相変わらずエキゾ色強めに、いろいろお料理生活を続けていきたいとおもいますので、よろしくおねがいします。

さて、年末年始につくったお料理をいくつかアップしていきます。

まずは、ツナサラダ。

チュニジア風ツナサラダ
ぶっちゃけ、ちゃんとしたチュニジア料理のレシピを参考にした訳ではないのですが、旅行などで食べたありがちなチュニジア風サラダに、ツナを加えたってノリでつくってみました。

スパイスの香りを立てて、仕上げにオリーブをちらし、なんとなくチュニジアチックな風が漂ってきません?

◎レシピ
  1. トマト(種を取る)、紫たまねぎ、胡瓜、セロリ(今回はなし)を1cmのダイスに切る
  2. ドレッシングをつくる。レモン汁に、塩、こしょう、コリアンダー、キャラウェイ、オールスパイスなどを加える。味の決まったレモン汁に、オリーブ油を入れてよく混ぜる
  3. 1に油を切ったツナ缶、2のドレッシング、みじん切りのパセリ(今回はドライを2の工程で加えた)、ミント(同)を加えて和える
  4. オリーブ(黒、白)を散らして盛りつける。

玉ねぎなどの野菜は、すこし味がなじんだ方が食感も風味もなじんでくるものが多いから、最低30分は冷蔵庫で休ませた方が好みです。

今回は、白ワインを急に開けることになり、あり合わせのもので前菜を整える目的でつくったのだけれど、汁気をよく切ったものをピタパンやフォカッチャみたいなパンに挟めば、チュニジア風ツナサンドって言い張れそうな、お弁当メニューとしていけそうですね。

って、そういえば以前、そんなサンドイッチをなんかの雑誌でみたような気が…

2008/12/22

久々にアッシ・パルマンティエ♪

このブログ。料理名別の検索ワードで、けっこう多いのがyahoo経由での「アッシ・パルマンティエ」です。これがgoogle検索では、ほとんどないのが不思議なんだけれど(ナヴァランレバニーズ系は、けっこうググってくる人いるのに)、なぜこのお料理がこんなに注目度高いの?

アッシ・パルマンティエ
とはいえ、ナヴァランも春だけでなくて、安定して人気あるみたいだから、定番のフランス家庭料理系のレシピには、一定のニーズがあるってことかしら。

それも自分の偏見かもしれないけれど、アッシ・パルマンティエやナヴァラン、タジンてお料理からは、どうにも「男の料理」臭が漂ってこない。どれも、高価な材料や特殊な材料なくても時間さえあれば、つくるのは簡単だし、安ワインでたっぷりおいしい。残っても、翌日のランチに続けて食べても飽きないし、ワインなしでも満足できる。悪い意味での、男の料理っぽくないところが、とてもいい気分です。

あとこの辺のラインにのってきそうな料理ってなんだろう?

ひょっとして、こんな種類の煮込み系とかオーブン系のお料理を、「ストウブ(staub)」の黒鍋とか使ってサーブする形にすれば、最強だったりして(って、この文句で検索に引っかかってきちゃった人いらっしゃったらごめんなさい)。

そんなわけで前置き長くなりましたが、かつてお弁当生活でも登場したけど、久しぶりに食べたくなって、つくってみました。

◎レシピ
きょうのアッシパルマンティエ
  1. フィリングをつくる。たまねぎ1/2個、人参1/4本、セロリ1/2本をみじん切り、にんにく1/2かけをつぶす
  2. 1をサラダ油でよく炒める。牛挽肉150gを加え、さらに炒め塩胡椒で軽く下味。
  3. 赤ワイン1カップ、トマトコンサントレ70g、ブイヨン適量、塩胡椒で味をととのえ、ローリエ、お好みのスパイスやハーブを加え、20分ほど煮込む→煮詰める
  4. バターを薄くぬったグラタン皿に、じゃがいものピュレを薄く敷いた上に、3のフィリングをたっぷり。その上にピュレを厚く乗せる。表面を整え、好みの模様をつけたら、チーズとバターをのせる
  5. 180度で15分、さらに220度で5-10分で焦げ目をつけてできあがり

きょう、このお料理をつくろうとおもったのは、検索結果もさることながら、年末の冷蔵庫の一掃セール中に、冷凍してあったピュレの固まりをみつけたから。ただ、解凍したピュレはなんかパサパサしてていまいちだったので、クリームとバターを少し足して練り直しました。

んなわけで、やっぱり、んまい。

それはそうと、パルマンティエってジャガイモをフランスに伝えた農学者のお名前だったのですね。

2008/12/10

ロレーヌ・ビール

旅の日記は撃ち止め、って言ったものの、だいじなことを書き漏らしていました。

それは、旅の間に(水を除けば)もっとも多く飲んだ飲み物。
マルティニークのローカルビエール、ロレーヌ(lorraine)です。


今は、PCの壁紙もロレーヌ柄です。

はっきりいって、地元の奴らにとっては、ロレーヌはあんまり格好のいい飲み物ではないらしい。

実際、ゴチしてくれるって奴らは、一様にアイネケン(heineken=いちおうフランス語発音でね)を勧めてくれ、オーダーしてくれました。

でも、個人的には、断然ロレーヌの方が味が濃ゆめで好み。

レバノンのアルマザエジプトのステラ台湾ビールなど、旅先でよく飲んだビールはいろいろあるけれど、これは今でも日常の中で飲んでもいいとおもっています。

初シュークルート

今シーズン、はじめてシュークルートを煮ました。


ちょうど、今月の料理雑誌2冊が揃ってビストロ特集ですが、その1冊にシュークルートのレシピがでています。もう学生のころから、シュークルートを煮るようになって10年以上たちますが、最近はずいぶんシュークルートのレシピにもお手軽に接することができるようになったものです。

昔は、旅行のときお総菜屋さんで食べたやつに入ってたジュニパーベリーが、なんなのかもわかんなかったのに…

さて、そのレストランのレシピでは豚肉の塩漬けとか、手づくりソーセージとか、ずいぶん手が込んでいますが、家でつくるときは、当然そんなことはできません。

厚めに切ったベーコンと、そこそこ高いソーセージを、シュークルートと一緒に鍋にぶっこんで煮るだけ。とても簡単です。

ソーセージはややちゃんとしたものを、それも茶色くないものを使うようにしています。というのも、普通のウインナは燻製液の匂いがして、それが料理全体に回るのが苦手だから。ベーコンも切り落としを使うときは、軽く茹でて燻製液の香りを抜くようにしています。

ほんと楽ちん。同じ冬の定番煮込みのポトフと比べても、ぜんぜん手間いらず。で、なんかホッとするような地味な味わいがあって、ホカホカ・さっぱりと食が進むので、オススメです。

◎レシピ


シュークルート(ザワークラウト)1瓶の場合
  1. シュークルートをさっと湯通しして、水気を軽く切る
  2. 玉ねぎ小1個を薄切りにし、バターでさっと炒める
  3. 固まりのベーコンは厚さ1cmくらいのぶつ切りにする。ソーセージも半分くらいに切る(じっくり煮込む場合、これをしないと破裂する)
  4. 2に3のベーコン、1のシュークルートを加え、シュークルートに入っていた瓶または5缶1.5-2杯分の水、白ワイン(アルザスまたはドイツものがベター)を加え、固形ブイヨンと一緒に煮込む。乾燥ジュニパーベリーを15粒くらい加える
  5. 煮込むのが好きな場合はソーセージ、じゃがいもも加えて煮込む
  6. シュークルートが好みの柔らかさになり、ベーコンも柔らかくホロホロになったら煮上がり
  7. (煮込むのがあまり好きではない場合は)ソーセージを加えてさっと煮含める
  8. じゃがいも、肉類、シュークルートをたっぷりいろどりよく盛りつける
いつもつくるような、手軽かつ普通に食べやすいもの、っていうとこんな感じなんですが、実際に自分好みでつくる場合はちょっとちがう。

もっと、酸っぱーい味強め。

まず、余計な甘みがでるたまねぎは入れない。瓶の中の汁ごとシュークルートを鍋に入れて、白ワインもかなりたっぷり目にして煮込んでます。塩味もほとんどつけず。で、汁もゴクゴクすする。

シュークルートは、フランス製、ドイツ製、ポーランド製といろいろ使ってみたけれど、個人的には、比較的よく売っているドイツ製のやつがいちばん好み。

じゃがいもは、じっくり煮込んで煮崩れたホクホク感が苦手なので、下ゆでしたじゃがいもを、別鍋で煮汁でさっと煮含めるだけ。

固形ブイヨンは、お手軽だからよく使うのだけれど、こんな洋食に、いわゆる「コンソメ」を使うのはちょっと苦手。っていうのも、あれって原材料に乾燥しょうゆはいっているでしょ。その風味が、すべてをぶち壊しちゃうようで。

あと、ジュニパーベリーはやっぱりほしい。ない場合。代わりにジンを入れたら、どうなるんでしょ?

2008/12/09

島での、たべもの・のみものスナップ

もう、旅から3カ月もたつので、いいかげん撃ち止めにします。

マルチニークの花屋
そんなわけで、小ネタ的なスナップで締め。
(トップの写真はマルティニーク・サンルースの花屋さん)

*****

◇朝のカフェ

海辺のカフェマルティニークのサンルースでは、朝ご飯はいつもこのカフェで、ココアとパンオショコラ。ハリケーンシーズンだったもので、地元新聞もよんで、いちおう天気予報にも気をくばりつつ。

ただ、朝飯をたべてる横で、前の晩にチン、ってやったおっちゃんが朝っぱらからいきなりラムあおってたり、「まあ飲め」って、ビールおごられたりもしたりして。

*****

◇フォールドフランスのスナック

街角のスナック
宿泊していたホテルにもほど近い、公園の周りに出ていたスナック。コロンボランビのブロシェットなんかはここでいただきました。

ちなみに、ロンプラ(英語版)には、「公園の周囲にはたくさんのスナックが出る」と記載がありますが、ホテルのおっちゃんによると、最近は減ったとか。

公園自体は改修中で、ジョセフィーヌ像も撤去されていました。

*****

◇アボカドのビネグレット

アボカドの前菜
えいのコロンボ
を食べたレストランの昼定食(menu)のアントレ。

アボカドの長さは15cm以上あってでかい。食べると結構なボリュームだけれど、ビネグレット(ドレッシング)の酸味のおかげで、意外にスイスイと食べられてしまいました。

*****

◇牛肉のブロシェット、なんだけれど

牛肉のブロシェット
すごくね、この盛りつけ。上から肉を刺した串が、ぶら下がってるの。

グアドループのリゾート地、ゴシエ(gosier)のビーチサイドにあるレストランにて。

お肉は、クレオールソース(sauce creole)という、柑橘の汁や玉ねぎ、唐辛子などの入ったソースで、さっぱりといただきます。似たようなソースで、ソース・シアン(sauce chien=犬ソース?)ってのもあるようです。

*****

◇唐辛子

市場の唐辛子
上のクレオールソースだけでなく、たこのフリカッセのプレートとか、鶏のグリルとか、いろんなお料理の薬味にしばしば添えられていた唐辛子。ちょうど、レバノン・シリア料理の唐辛子ピクルスみたいなかんじで、ちょいと囓ったりすると、フレッシュな辛みが食事を引き立ててくれます。

かなり辛いけど・・・

*****

◇さとうきびのジュース

さとうきびのジュース
フォールドフランスの街で飲んださとうきびのジュース。街では、そこいらじゅうで売ってました。このライムをしぼるのが、いい感じ。

さとうきびを絞る機械
絞るのは、この機械で。店先にどかんとおいてあります。

*****

◇サンファンのレストランの店先には・・・

お菓子とパン
行きの滞在時にランチした老舗レストラン・ボンボネッラの店先にずらりと並んだパンやお菓子。プエルトリコって(サンファン旧市街しか歩いてないけど)、アメリカとラテンのいいとこどりみたいな感じで、とても気に入った街だったんだけれど、このお菓子やパンにも、どころなくそのいいとこどり感が感じられて、とても美味しそう。

オールド・サンファンのカフェ・レストランは、朝食営業しているところも多く(逆に夕食営業をしないところも多そう)、アメリカ資本ホテルの貧相な朝ご飯たべるより、レストランにでかけてもよかったかも、ってちょっと後悔。

*****

◇パンチいろいろ

パンチとか
マルティニークのマルシェ(市場)には、こんな風に手づくり風なパンチや、バニラエッセンスなどがずらり。

パンチは、パッションフルーツやグアバ、パイナップル、ココ、チョコレートなど、どれをお土産に買おうかと、とても頭を悩ませる(結局、パッションとショコラを購入)。

ほかに、右手の小さい瓶はバニラエッセンス(5E)。青いラベルの瓶ははちみつ。

カカオバトンとかもあるし、お菓子つくる人だったら、非常に心踊るんでしょうね♪

2008/12/08

Rhum::バカルディ(bacardi)の工場見学

トランジットで都合2泊したプエルトリコでは、蝙蝠のマークでおなじみ、大メイカーのバカルディの工場を見学しました。

こうもりのマーク
クバ・リブレ
(cuba libre=キューバリバー=ラムのコーラ割り)でも有名な、このメイカー。創業の地、キューバで生まれたこのカクテルを製法で呼ぶ場合、「ラムコークではなくて、バカルディ・コークっていわなきゃだめだよ」ってことです。

さて、オールドサンファンの港から、フェリーに乗って向こう岸に渡り、そこから相乗りタクシーで工場に向かいます。船はタダ。タクシーは乗り合わせる人数にもよるけど3$前後で。

会社の詳細な沿革は、日本語のオフィシャルサイトに譲るとして、キューバで創業したバカルディ社は、アメリカ国内で販売強化に向け、税金の関係から、アメリカ自治領のプエルトリコに蒸留所を移したとのこと。

そこは、さすが世界に名前をとどろかす大会社。

バカルディの本社ビル
ビルもでかければ、

バカルディの発酵槽
発酵槽もでかい。

バカルディの蒸留器
蒸留器も、会社のビルと並ぶような高さだもんね。

工場見学用のバス
見学は英語とスペイン語のコースが交互に出ていて、このバス(?)に乗って、見学者用のミュゼのような建物に連れて行ってくれます。

見学コースのある建物
最初の部屋には、コロンブスによる西インド諸島の発見から、砂糖黍の栽培、そしてカリブの海賊のお話も。

カリブの海賊の図
なんでも、パイレーツオブカリビアンが公開されたあと、ラムの消費量が増えたとかって話も聴いたことがあるから、メイカー的には大事なポイントなんだろうね。

古い書面
あとは、古い書面なんかも。

さて、その先がミュゼのようになっていて、昔使われていたアランビックや、古い樽などの展示とともに、会社の歴史が紹介されていたり、次の部屋ではヴィデオでラムの製造過程を学んだりできるのですが、この2部屋は撮影禁止だそう。

でも、アメリカ人観光客たちは、そんな酒マニア向けの説明は興味はなくて、早く試飲と売店に突撃したい風情です。

バーコーナー
次の間は、バーテンダーさんがラムの飲み方を紹介してくれます。「バカルディコークだよ」っていったのも彼。「ラムはキューバリバーやモヒートだけぢゃないんだよ」とも。

そして、樽熟成のラムもいろいろ紹介していたのですが、上級品は1本70$(500Eオーバーのおばけみたいなビューラムが売られているのを見てきた身には、革張りの箱に入っているくせにこの価格はバカ安または詐欺だろ、って感じですが)と聞いたアメリカ人たちは「まぢで!」ってリアクション。

最後は、プロモーション用のピッチャーなどのグッズや、広告のポスターが展示され、それにヴィデオメイルを送ることのできるサービスも。これで、見学はおしまいです。蒸留施設は、遠くから眺めるだけ。

さて、あるいみここからが本番。

見学者は、2枚のチケットを渡され、2杯の飲み物を飲むことができます。タダ酒です。

バカルディの試飲コーナー
何を飲むか、選択肢はいろいろありますが、ここはオリジナルに敬意を表してキューバリバーと、普通ではなかなか飲む機会のない、この会社のオールドラムを選択。けっこうな熟成年数を経たラムも試飲させてくれます。タープを張ったような形の建物の下、涼しい風が抜ける中で、南の島の酒をまったりと飲むのはなかなかの気分。

もうひとつのお楽しみは、ブティックでの買い物。売店っていうよりも、ブティックっていってあげたい立派なお店。これまで見学した酒蔵の中では(ラムだけではなく)、フランス・エペルネーのモエ・シャンドン並にこぎれい(1994年ごろの記憶で)。

中には、Tシャツや帽子といった衣料品に、ラム蔵のグラス大集合のエントリで紹介した、ピッチャーやモヒートセット。そして、いろんなラムも並んでいます。日本のディスカウント酒屋さんの価格からすると、たいして安くはないのですが、アメリカだと価格差があるのか、アメリカ人のみなさんは、ガンガン買っています。

そして、バーコーナーで「オールドラムは飲んだことない」といっていた人たちが、なかなかの高級ラムをバンバンに買っています。しかも、ほんの20分前に「高けー」とびびっていた革張り箱のラムを買う人が、むしろ多数派。

バカルディのオールドラム
なんで彼らは、試飲もせずに、ましてや製造・熟成過程をみたわけでもないのに、なんの疑いもなくお金を支払えるの?

先に試飲コーナーに行けば味見してから買うこともできるのに、アメリカの人って、とても不思議ねって思ったひとときでした。