大西洋側中部のトリニテ(trinite)という町から、東に突き出た半島にタルタヌ(tartane)という村があります。デパズの時にでてきたシャトー・デュブックの遺跡がある半島です。ヴァカンスでやってきた人が滞在するような「ツーリストの村」です。
そこに、マルティニークの観光マップでは蒸留所の印が打ってあります。それがアルディです。海岸沿いの道を走ると看板も出ていますが、かなり昔から蒸留はしていないそうです。
通りに面した建物はお土産屋さん、蒸留施設跡の奥にある建物からは、なにやら香ばしい匂いがすると思ったら、今はパン屋さんになってました。
アルディ名のラムは製造され、村の入口のガソリンスタンド兼よろず屋では、同社のラムも販売していましたが、パン屋のおじさんによれば、蒸留も熟成・瓶詰めも別の土地でしていて、今はここではなんにもしていないそう。
でも、せっかくなので遺構を見学してみました。
発酵槽は完全に錆さび。
でも、かなり昔に蒸留を止めたといっていたわりには、わりにきれいなムーラン。
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