マルティニークを訪れるまで、わりとよく飲んだ銘柄といえばクレマン(clement)とJバリー(J.Bally)。その原酒を蒸留しているのが、シモン(simon)蒸留所です。
大西洋岸、アビタシオン・クレマン近くのフランソワ(francois)という町から、ヴォークラン(vauclin)という町に向かって海沿いに南下した場所です。
ちなみにこのヴォークランは、海沿いに漁師さんの小屋が建ち並んでいて漁港情緒が強く感じられる上、高台の教会もなかなかに格好がよいです。
蒸留所を訪れたのは、土曜の午後。閉鎖中ですが、蒸留施設のだいたいの様子はみせてもらうことができました。
とはいえ、カラムのある部分は閉鎖され、隙間から覗くていど。
蒸留施設の外壁やムーランなど、この蔵の色は明るめの緑。日本でも比較的メジャーな二つの銘柄のラムを担っているだけあって、かなり大きい施設です。
(たぶん)ラムのタンクも
蒸気を発生する装置も。
それよりも印象的だったのが、でっかいタンクローリーやトラックが並んでいたこと。なるほど、これでできあがったラムを運搬するんですね、たぶん。。
蒸留施設の裏側にまわると、酒蔵がありました。
あれ?たしか、日本語のラムに関するサイトでは自社銘柄は発売していないってあった筈なのに。でも、樽にはいったラムが熟成されていました。近くのバナナ選果場(多くの施設では、さとうきび=ラムだけでなく、バナナも栽培していたりするらしい)で、洗車していたおにいちゃんに聞くと、シモンも自社で「アイヨット」っていう銘柄を発売しているそうなんです。
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