サフランを使うといえば、地中海風のレシピはみんなつくるだろうし・・・と思っていたときに思い出したのが、グアドループ・ゴシエのレストランで食べた魚のクールブイヨン。あれはスパイシーでチリも効いていてエキゾチックで、それでいてどことなくフランス領っぽさもあって、ということで、その筋での攻め方を考えてみた結果、
まず気になったのがHoppin'john。これ、アメリカ南部料理のイメージがあったのですが、豆+ごはんといえば、自分の中ではカリブごはん。しかもアンティーユ(マルティニークとかグアドループのカリブ海のフランス海外県)風ではサフラン色で、きれい。
さらにさらに、夏に長野で買ってきた鞍掛豆(=ブラックアイドピースの代用できそう)もあるという好条件。とりあえず実作です。
フレンチカリビアン・ホッピンジョン(2人分)
材料
- 米 1合
- 鞍掛豆(ゆで) 1/2-1カップ
- 玉葱 1/4-1/2個
- にんにく 1かけ
- ピーマン 赤、緑 各1/4-1/2個
- 鶏胸肉 100-150g
- サフラン 適量
- 塩、胡椒、オールスパイス、チリ、ボアダンドの葉(ローリエで代用可)
- ライムジュース 1個分(レモン汁で代用可)
- 油
- 水
- ココナッツミルク(あれば) 大さじ2
レシピ
- 下ごしらえ1。鞍掛豆を一晩浸水させ、ゆでる(お好みの固さで)
- 下ごしらえ2。サフランをぬるま湯or水に浸して色を出す
- 下ごしらえ3。鶏胸肉を1-1.5cm角に切り、下ゆで。玉葱は粗みじん。にんにくはみじん切りまたは潰す。ピーマンはみじん切り。チリがフレッシュの場合はあらみじん切り
- 鍋に油(今回はピュアオリーブ油)とにんにくを入れ、香りを出す。そこに玉葱を入れてさっと炒め、1の豆と2のサフラン+水、材料がひたひたくらいになるくらいの水を入れて煮る。塩、胡椒、オールスパイスで、大まかな味をつけ、ボアダンドの葉(またはローリエ)1枚を入れ、約5分煮る
- 4に洗った米と3の鶏肉を入れ、適宜水を足し、ライムジュースと(あればココナッツミルク)を加え、塩、胡椒で味を調え、好みの米の固さに炊きあげる。仕上げにピーマンを彩りよく散らす
サフラン風なご飯を炊く時など、普段はほぼほぼ代用サフランこと紅花で色をつけるばっかりなので、今回は本物サフランにびびって色が足りなかったかも。とはいえ、オールスパイスやボアダンド(=オールスパイスのフレンチカリブ地域での呼称)の葉の香り、レモンではないライムのフレイバーは、地中海風とはちょっと目先が変わってよい気分。今回は不使用ですが、ココナッツミルクが入ると、よりリゾート感が高まりそうです。
お豆も、ひよこ豆よりもつるんっってして気持ちよく、具材はシーフードでも合いそう。レシピ本などをみると、普通のブラックアイドピースの場合、お豆もサフランで染まって、もっと色目が冴えそうです。夏の豆+ごはんといえば、もっぱらプエルトリコ風のソフリト味アビチュエラばっかりでしたが、このお料理もとてもお手軽で美味しい。新しい定番になりそうです。
秋の食材を使った料理レシピ スパイスレシピ検索
0 件のコメント:
コメントを投稿